顧客事例

地域医療のハブとなるような、医療データを蓄積する

倉敷中央病院は、1923年6月に、岡山県内の企業である倉敷紡績株式会社社長大原孫三郎氏によって創設された、民間の医療機関です。病床数は1,172床*で、西日本エリアで最大級の規模を誇ります。これまで地域住民の健康を守るために、最新・最高の医学による、最良の医療を提供してきています。岡山県には5つの医療圏があり、これから次世代に向けて地域医療の相互連携を強化する必要性を感じながら改革を進めています。

*2023年10月現在

倉敷中央病院 | ガートナー顧客事例

重要なビジネス課題

県内の各医療機関が得意とする領域での人、モノを互いに出し合い、それぞれが成長していくような仕組みを構築していくことが、人口減少および高齢化社会を支えていく手段の一つとなると考えていました。そのためには、相互連携を強化するにあたり、各施設が所持する医療情報を蓄積するための、地域共同利用基盤を創設する必要がありました。なかでも倉敷中央病院は、システムのハブ病院として役割を果たしていくことを目指しています。

 

Gartnerによるサポート

以下のような領域において、Gartnerのサービスを活用いただいています。

  • 個別課題に対し、エキスパートとの直接対話(インクワイアリ)からの知見およびガイダンスの活用
    • ベスト・プラクティス、考え方、市場などについての確認およびそれらについてのディスカッション
    • 国内を始め、アジアやアメリカ、ヨーロッパ等のグローバルの各地域における事例や市場動向の確認
  • Gartnerの中立、客観的な知見およびアドバイスを様々な観点で活用
    • 個別の課題に対し、その領域を熟知したGartnerエキスパートとのディスカッション
    • デジタル・トランスフォーメーション(DX)および組織運営に関わる知見を提供し、グローバルの情報は日本の状況に照らし個別に解説
  • DXや経営企画など、様々な観点での個別テーマに関するディスカッション
  • IT投資管理を社内に根付かせるため、Gartnerエキスパートとの戦略策定のディスカッション

 

ビジネス・インパクト

倉敷中央病院では自ら自組織内改革へ取り組むことにより、以下の成果を達成しています。

  • 各施設が所持する医療情報や医療画像を中央に集約し、相互参照することによって、地域全体で一人の患者を診る体制が整った
  • 上記によって、診療所などからの電話による患者情報の問い合わせが激減
  • DX推進の際に、第三者の情報や根拠があることで、院内の担当部署への的確な提案を実現

医療機関は、たとえ多額なIT設備投資を行ったとしても、そのコストを診療報酬には反映できません。ゆえに投資へ躊躇をしてしまう例が散見されます。しかし、良質な医療を提供していく上では、IT戦略を綿密に立てて、投資していくべきだと思います。IT戦略は病院のバックスタッフが考えるべき事項。しかし、医療に関しては複数の見解があるため情報が錯綜することがある。それを専門的な知識と見解でサポートしてもらえることが大変心強く思っております

倉敷中央病院 情報システム部 部長 藤川 敏行 氏

倉敷中央病院 | ガートナー顧客事例
業種

業種

医療


売上高

売上高

547 億円(2023年3月期実績)


職員数

職員数

3,802人(2023年4月1日現在)

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