新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 拡大により、取締役の10人中7人がデジタル・ビジネスを加速させています。しかし、デジタル化を加速するには業務習慣を変える必要があり、現実には一晩ですぐに習慣を変えられるほど簡単なことではありません。
デジタル化の加速は単なる技術の問題ではありません。業務遂行やプロセスの開始、意思決定の方法を綿密に見直して、新しい仕事文化に俊敏かつ適切に適応できるようにする必要があります。
ガートナーのアナリストでマネージング バイス プレジデントであるマリー・マザーリオ (Mary Mesaglio) は、「デジタル・ビジネスを加速することで、これまでとは異なるやり方で、より迅速に仕事をすることができます。しかし、人は命令されるだけで簡単に仕事の習慣を変えるわけではありません。エグゼクティブ・リーダーは、新しい価値観を定義したり、既存の価値観を強化して、求められる行動をそれらに関連付けて説明したりすることで、従業員のために行動変革の枠組みを示す必要があります。ただ変更がもたらす価値を述べるだけでは、漠然としすぎて実行できません」と述べています。