2025年4月2日

Gartner、2025年の世界の生成AI支出が6,440億ドルに達すると予測

CIOは、より優れたファウンデーション・モデルとAIプロダクトの需要拡大により、2025年の生成AI支出の増加に備える必要がある

 

米国コネチカット州スタンフォード発、2025年3月31日 — Gartner, Inc. (以下Gartner) は、2025年の世界の生成AI (GenAI) 支出総額が、2024年から76.4%増の6,440億ドルに達する見通しを発表しました

ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリストのジョン・デイヴィッド・ラブロック (John-David Lovelock) は次のように述べています。「初期の概念実証 (POC) での失敗率の高さや現在の生成AI機能に対する不満から、生成AIのケイパビリティに対する期待は低下しています。その一方で、ファウンデーション・モデルのプロバイダーは、生成AIモデルの規模、パフォーマンス、信頼性を向上させるために毎年数十億ドルを投資しています。この矛盾は2025年から2026年にかけて続く見込みです」

「2024年からの野心的な内部プロジェクトは、2025年には再検証を余儀なくされるでしょう。それは、CIOがより予測可能な導入とビジネス価値を求めて、商用オフ・ザ・シェルフ (COTS) 型のソリューションに選択の比重を移してくるからです。モデルを改善するとしても、CIOはPOCや自社開発の取り組みを減らし、代わりに既存のソフトウェア・プロバイダーからの生成AI機能により注目するようになるでしょう」(ラブロック)

生成AIへの支出は、2025年に全セグメントにおいて大幅な成長が見込まれています (表1参照)。生成AIは、IT支出市場のすべての側面に変革的な影響を及ぼし、AIテクノロジがビジネス業務や消費者向け製品にますます不可欠な存在となる未来を示唆しています。

表1. 世界の生成AI支出予測 (百万米ドル)
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出典: Gartner (2025年3月)

AI対応の消費者向けデバイスが生成AI支出を牽引

2025年の生成AI支出は、サーバー、スマートフォン、PCなどのハードウェアへのAI機能の追加により大きく牽引され、生成AI支出の80%がハードウェアに向けられる見込みです。

「市場の成長軌道は、AI搭載デバイスの普及による影響を大きく受けており、2028年までにほぼすべての消費者向けデバイス市場をAI対応製品が占める見通しです。しかし、消費者はこれらの機能を追い求めているわけではありません。メーカーがAIを消費者向けデバイスの標準機能として組み込むことで、消費者はそれらを購入せざるを得なくなるでしょう」(ラブロック)

Gartnerの生成AI支出予測は、生成AI製品およびサービスの全範囲にわたる、1,000社以上のベンダーの売り上げに対する厳密な分析に基づいています。Gartnerは、一次調査の手法を、二次的な調査資料によって補完することで、予測の基礎となる、市場規模データの包括的データベースを構築します。

Gartnerの生成AI支出予測は、ハードウェア、ソフトウェア、サービスのセグメントにわたる生成AI支出に関する独自の見解を提供します。このレポートは、Gartnerのお客様が市場機会と課題を把握する上で役立つものです。弊社のお客様は、最新の生成AI支出予測調査を“Forecast Alert: GenAI IT Spending, 2023-2028, Worldwide.” (英語) でご覧いただけます。
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