ガートナーによる最新調査によれば、2022年および2023年に向けた世界のCEOおよび上級経営幹部の主要な課題として挙げられているのは、人材、パーパス (目的)、価格、生産性です。これは、CEOおよび上級経営幹部のサステナビリティ (持続可能性)、ワークフォース (人材)、インフレ (物価上昇) に対するマインドセットが、恒常的に変化したことを表している可能性が高いと考えられます。また、このことは過去15年間には見られなかったビジネス優先課題の抜本的なシフトを反映しています。
ガートナーのアナリストでディスティングイッシュト バイス プレジデントのマーク・ラスキーノ (Mark Raskino) は、次のように述べています。「過去において、ビジネス・リーダーにとってのビジネス最優先課題がここまで急変したのは、金融危機が勃発した2009年から2010年にかけてのことでした。ガートナーの2022年CEO/上級経営陣向けサーベイによると、複数のマクロ・トレンドと経済要因に突き動かされる形で、ビジネス・リーダーは企業のパーパスと経営上の重点課題の主要領域の優先度を見直しています。
ガートナーは、世界の400人以上のCEOおよび上級経営幹部を対象に、2022年から2023年にかけてのビジネス優先課題とテクノロジ関連の考え方を調査しました (調査対象組織には、テクノロジ組織や営利追求組織以外の組織も含まれています)。