ベンダー評価

ベンダー評価を有効活用するには

ベンダー評価は、戦略的パートナーとなるプロバイダーの評価を行うエンドユーザーに、以下の実用的なコンテンツを提供します。

  • テクノロジ・プロバイダーの強みを評価する
  • プロバイダーの実績と位置付けを長期的な視点で示す
  • プロバイダー・ポートフォリオのリスク管理を容易にする
  • 製品の主要な購買/投資/更新の意思決定をサポートする

また、プロバイダーの製品/サービスと戦略的方向性を包括的に捉える視点を提供することで、ビジネス目標にどの程度合致しているかを示し、バランスの取れたプロバイダー・ポートフォリオの実現をサポートします。

ガートナーのベンダー選択基準

評価対象のベンダーの選択は、お客様の購入決定ニーズを定期的にレビューすることにより、少数 (25~35社) の主要プロバイダーに絞り込んでいます。データの急激な変動を避けるため、2年間で平均化した4つの中核的な評価指標の組み合わせが使用されます。

  • 需要指標 -  ガートナーのお客様からの問い合わせとgartner.comでの検索
  • カバレッジ指標 -  マジック・クアドラントとその他のガートナー・リサーチでの表記

ガートナーは、お客様のビジネスへの重要度が高いなどの戦略的理由で、プロバイダーを追加で選択する権利を留保します。

 

ベンダー評価の仕組み

明確なフォーカスを持ち、堅実な製品を提供し、市場で有利な地位を獲得しているテクノロジ・プロバイダーは、PositiveまたはStrongと評価されます。これらの領域で課題に直面しているプロバイダーは、CautionまたはWeakと評価されます。可能性はあるが一部の領域で発展の余地がまだあるプロバイダーは、Variableと評価されます。

  • Strong:顧客は、このプロバイダーとの継続的関係に安心して投資することができます。潜在顧客は、このプロバイダーを新しい戦略的投資のための有力な選択肢として検討すべきです。
  • Positive:顧客は計画的投資を継続すべきです。潜在顧客は、既存の制限への対策を計画すると同時に、このプロバイダーを戦略的/戦術的投資の現実的な選択肢として検討すべきです。
  • Variable:顧客は、状況の変化による短期的影響と長期的影響を検討すべきです。潜在顧客は、このプロバイダーの継続的な進化と成熟によってもたらされる課題や機会を意思決定時に検討すべきです。
  • Caution:顧客は、関連領域の課題を把握し、リスク許容度と想定されるすべてのビジネス・インパクトに基づいて危機回避計画を策定する必要があります。潜在顧客は、デュー・デリジェンス(事前調査)でプロバイダーの課題を明らかにする必要があります。
  • Weak:顧客は、危機回避の選択肢を実行する必要があります。潜在顧客は、迅速な投資回収を伴う戦術的投資のためにだけ、このプロバイダーを検討すべきです。