針生は次のように述べています。「リアルとバーチャルは今後さらに融合し、フルデジタルな世界となるため、ワークプレースはリアルとバーチャルの別なく、従業員がより大事にされ、元気になり、活躍できる環境を構築していくことが重要になります。そのため、デジタル・ワークプレース環境においては、テクノロジによるワークプレースの近代化に加え、人や組織、新たな働き方、デジタル・トランスフォーメーション (DX) の取り組みにこれまで以上にフォーカスする必要性が増しています」
デジタル・ワークプレース・イノベーションに関するテクノロジやトレンドはさまざまな分野で重要と位置付けられています。成熟するまでに5~10年を要するものもありますが、生成AI、リアルタイム音声翻訳サービス、日常型AI※、DEX (デジタル従業員エクスペリエンス) ツールや空間コンピューティングなど、新規に登場して急速に浸透することで2~5年で成熟する、と考えられるテクノロジも多くあります。今後、デジタル・ワークプレース変革の動きに合わせて、こうしたテクノロジやトレンドの重要性が認識され、その進化も加速することが予測されます。
※日常型AI:従業員が日常的に使う文書作成やコラボレーションツールなどにAI機能が組み込まれること
Gartnerのハイプ・サイクルは、イノベーションが過度にもてはやされる期間を経て幻滅期を迎え、最終的には市場や分野でその重要性や役割が理解され進化する共通のパターンを描いたものです。多くの場合、イノベーションは、過度にもてはやされる期間を経て幻滅期を迎え、最終的には、市場や分野でその重要性や役割が理解されるという段階を踏まえて進化します。CIOやITリーダーをはじめとした企業の担当者が、イノベーションの成熟度と今後の可能性を追跡する支援となるよう、毎年、さまざまな領域で100以上ものハイプ・サイクルを発行しています。
Gartnerのサービスをご利用のお客様は、リサーチノート「日本におけるデジタル・ワークプレース・イノベーションのハイプ・サイクル:2023年」で詳細をご覧いただけます。
日本で提供しているサービスについては、こちらよりご参照ください。https://www.gartner.co.jp/ja/products
ガートナー デジタル・ワークプレース サミットについて
8月29~30日に東京コンファレンスセンター・品川にて開催するガートナー デジタル・ワークプレース サミットでは、組織が働き方を変えてハイブリッド&フレキシブル・ワークにおいて成功を収めるために押さえておくべき最重要課題、最新トレンド、テクノロジに関する知見を提供します。コンファレンスのニュースと最新情報は、X (旧Twitter) でご覧いただけます (#GartnerDW)。
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