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2022年11月9日

Gartner、「日本におけるデジタル・ワークプレース・イノベーションのハイプ・サイクル:2022年」を発表

「ガートナー ITインフラストラクチャ、オペレーション&クラウド戦略コンファレンス 2022」(12月13~14日) において、関連する最新トレンドや指針をアナリストが解説

ガートナージャパン株式会社 (本社:東京都港区、以下Gartner) は、「日本におけるデジタル・ワークプレース・イノベーションのハイプ・サイクル:2022年」を発表しました。本ハイプ・サイクルでは、未来の働き方を見据え、ワークプレースにイノベーションを起こす30の革新的なテクノロジやトレンドを取り上げています。

デジタル・ワークプレースは、いつでもどこでも柔軟に働くことができ、テクノロジで仕事の質や生産性、俊敏性を高めるデジタルな仕事空間を指します。デジタル・ワークプレースは、単なる仕事環境のデジタル化とは異なり、人や組織の在り方も含めた企業の成長戦略の一環として実現されます。

本ハイプ・サイクルでは、働き方を広く捉え、以下のようなテクノロジやトレンドを取り上げています。

  • ワークプレース・インフラストラクチャの近代化:デジタル・アドプション・ソリューション、ワークプレース・アナリティクス、DEM (デジタル・エクスペリエンス監視)、スマート・エフェクト、音声認識議事録作成支援システムなど
  • 人や組織の在り方:ロボボス、従業員の声ソリューション、社内人材マーケットプレースなど
  • 新たな働き方を支えるもの:ロボティック・プロセス・オートメーション、ビジュアル・コラボレーション・ツール、スマート・ワークスペース、仮想オフィス、VR (仮想現実)、AR (拡張現実)、MR (複合現実)、スピーチ・アナリティクス (日本語) など
  • エマージングなもの、デジタル・トランスフォーメーションの実現:メタバース、ライブ顔認識、五感センサ、没入型ワークスペースなど

企業でワークプレースのデジタル化を推進するITリーダーは、本ハイプ・サイクルを通じて、デジタル・ワークプレースのイノベーションに関連した各テクノロジやトレンドの成熟状況を確認し、未来の働き方の実現に向けて注目しておくべきものを検討する必要があります (図1参照)。

図1. 日本におけるデジタル・ワークプレース・イノベーションのハイプ・サイクル:2022年

出典:Gartner (2022年11月)

アナリストでシニア プリンシパルの針生 恵理は次のように述べています。「日々変化するワークプレース環境において、企業はデジタル・テクノロジを戦略に組み込み、短期、中期、長期の視点で進化させることが重要です。2022年現在、デジタル・ワークプレースの領域では、従来のテクノロジが成熟する一方で、デジタル・トランスフォーメーションを推進する重要なテクノロジやトレンドに過度な期待が寄せられています。また、新たなハイブリッド・ワーク環境では『オフィス中心型のデザイン』から『人/人間中心型のデザイン』へと働き方を再設計することが求められています。企業は、今後のデジタル・ワークプレース戦略の中で、柔軟なワークスタイルを実現し、従業員のエクスペリエンスを向上させるソリューションに焦点を当て、ロードマップを作成する必要があります」

デジタル・ワークプレース・イノベーションに関するテクノロジやトレンドは、さまざまな分野で重要と位置付けられていますが、成熟に5年~10年など時間がかかるものもあります。しかし、今後のデジタル・ワークプレース変革の動きに合わせて、こうしたテクノロジやトレンドの重要性はさらに高まり、その進化も加速することが予測されます。

Gartnerのハイプ・サイクルは、イノベーションが過度にもてはやされる期間を経て幻滅期を迎え、最終的には市場や分野でその重要性や役割が理解され進化する共通のパターンを描いたものです。CIOやITリーダーをはじめとした企業の担当者が、イノベーションの成熟度と今後の可能性を追跡する支援となるよう、さまざまな領域に関する100本以上のハイプ・サイクルを世界で毎年発行しています。

Gartnerのサービスをご利用のお客様は、リサーチノート「日本におけるデジタル・ワークプレース・イノベーションのハイプ・サイクル:2022年」で詳細をご覧いただけます。デジタル・ワークプレース分野では、本ハイプ・サイクル以外にも「日本におけるデジタル・ワークプレース・アプリケーションのハイプ・サイクル:2022年」を発行しています。
日本で提供しているサービスについては、こちらよりご参照ください。https://www.gartner.co.jp/ja/products

Gartnerは来る12月13~14日にガートナー ITインフラストラクチャ、オペレーション&クラウド戦略コンファレンス 2022 (八芳園本館) を開催します。本コンファレンスでは、インフラ戦略およびイノベーションを率いるITリーダーに向けて、あらゆる境界を越えたビジネス (Anywhere Business) への変革に必要となる、最新のトレンドや喫緊のトピックに対するアドバイスを提供します。デジタル・ワークプレースに関するセッションは、前出の針生をはじめとした国内外のエキスパートが講演を予定しています。コンファレンスのニュースや最新情報はTwitterでご覧いただけます (#GartnerIO)。

日本のITエグゼクティブ向けのニュースや最新情報は、GartnerのTwitterFacebookでも案内しています。最新のプレスリリースや記事、ウェビナー情報については、こちらよりご参照ください。

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