ASMは、オンプレミス、クラウド、IoTなど、組織において分散したデジタル資産とそれに向けられる脅威の可視性を高め、攻撃を未然に防御する、あるいは被害が大きくならないうちに対処するためのソリューションです。また、セキュリティ・レーティング・サービス (SRS) は、インターネット上で確認可能な組織 (サードパーティ [外部/関連組織] 含め) のセキュリティに、継続的かつ独立したスコアリングとレーティングを提供するサービスです。BASは、「攻撃者視点」からのペネトレーション・テストの継続的実施の必要性が増大していることを背景に、企業の脅威ベクトルのテストを自動的に、かつ継続的に評価するソリューションです。
SSEは、SASE (セキュア・アクセス・サービス・エッジ) を構成する中核テクノロジであり、クラウド・サービスやリモートワークをセキュアに提供し、働き方やビジネスの柔軟性を向上させます。セキュアWebゲートウェイ (SWG)、クラウド・アクセス・セキュリティ・ブローカ (CASB)、ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス (ZTNA) を統合し、クラウド・ベースのサービスとして提供されます。SSEとSD-WANを組み合わせることでSASEの中核的な機能が実現されます。
サイバーセキュリティ・メッシュ・アーキテクチャ (CSMA) は、セキュリティの全体的な有効性を向上させるための分散型セキュリティ・コントロールを構築する新たな戦略的アプローチ/アーキテクチャです。セキュリティ・ツール、インテリジェンス、アイデンティティ・ソリューションの管理がますます複雑になっている課題に対応するもので、セキュアかつ集中的なセキュリティ運用と監視を可能にします。
礒田は次のように述べています。「セキュリティの取り組みは、リスク・ベースで組織の優先事項に従って進める必要があります。セキュリティへの投資を検討している組織は、急速なデジタル化の進展と脅威の変化に対応するために、取り組みの優先順位を定期的に調整すべきです」
Gartnerのハイプ・サイクルは、イノベーションが過度にもてはやされる期間を経て幻滅期を迎え、最終的には市場や分野でその重要性や役割が理解され進化する共通のパターンを描いたものです。CIOやITリーダーをはじめとした企業の担当者が、イノベーションの成熟度と今後の可能性を追跡する支援となるよう、さまざまな領域に関する100本以上のハイプ・サイクルを世界で毎年発行しています
Gartnerのサービスをご利用のお客様は、リサーチノート「日本におけるセキュリティ (インフラ、リスク・マネジメント) のハイプ・サイクル:2022年」で詳細をご覧いただけます。セキュリティ分野では、本ハイプ・サイクル以外にも姉妹編として「日本におけるセキュリティ (アプリ、データ、プライバシー) のハイプ・サイクル:2022年」と「日本におけるセキュリティ (ID/アクセス管理、セキュリティ運用) のハイプ・サイクル:2022年」を発行しています。
日本で提供しているサービスについては、こちらよりご参照ください。https://www.gartner.co.jp/ja/products
Gartnerは来る10月31日~11月2日に「Gartner IT Symposium/Xpo 2022」(グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール) を開催します。CIOとITエグゼクティブは、組織を次のレベルへと引き上げるために押さえておくべき将来の方向性、成功に向けた戦略、重要な実行策などの知見を得られます。セキュリティやリスク・マネジメントに関するセッションは、前出の礒田をはじめとした国内外のエキスパートが講演を予定しています。コンファレンスのニュースや最新情報はTwitterでご覧いただけます (#GartnerSYM)。
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