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ホーム2010年 プレス・リリース − 参考資料:企業に大きな競合優位性をもたらすコンテキスト・アウェア・コンピューティング

2010年11月24日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

【参考資料】 ガートナー ジャパン株式会社より、ガートナーが戦略的技術の1つとして注目する「コンテキスト・アウェア・コンピューティング」に関する参考資料をお送りいたします。本資料は、米国本社で発表されたリリースを基に、日本法人にて作成したものです。

企業に大きな競合優位性をもたらすコンテキスト・アウェア・コンピューティング
コンテキストがどのような価値をもたらすのかを明らかにするため
CIOが問うべき4つの質問

ガートナーは、コンテキスト・アウェア・コンピューティングによって、企業が見込み顧客のターゲティング能力の向上、顧客との関係強化、スタッフの生産性とコラボレーションの向上を図ることができるとの見解を発表しました。2012年までに、一般的なGlobal 2000企業が取引するコンテキスト・プロバイダーの数は2〜10社に上り、2015年までに、モバイル・コンシューマー向けのサービスおよびコンシューマーとの関係構築や改善において、コンテキストはインターネットにおけるサーチ・エンジンと同じくらい大きな影響力を持つようになるでしょう。

ガートナーでは、コンテキスト・アウェア・コンピューティングを、「エンドユーザーに関する情報を活用することで相互理解の質を高めるコンセプト」と定義しています。これらの新しいコンテキスト認識型のサービスでは、位置情報、プレゼンス、社会的属性情報および他の周辺情報を利用してエンドユーザーの現在のニーズを予想し、洗練された役立つ機能を状況に応じて提供します。

ガートナーのリサーチ担当バイス プレジデントであるアン・ラプキン (Anne Lapkin) は次のように述べています。「コンテキスト・アウェア・コンピューティングの原理自体は、その登場からある程度の時間を経ていますが、競合優位性という観点から見たとき、コンテキスト・アウェア・コンピューティングは従来の状況を根底から変える可能性を持ったテクノロジです。コンテキストが強化されたサービスの初期的な導入は既に行われており、このように初期段階から導入している企業は、今後さらに洗練されたサービスも簡単に導入していくことができるでしょう」

コンテキスト・アウェア・コンピューティングは、ビジネスにかかわるさまざまな課題を解決する可能性を持っています。利用できるアプリケーションやOS、ブラウザ、デバイスの幅が広がるのに伴ってそれらの複雑さも増し、ユーザー体感は低下する可能性があります。一方、そのような状況において、顧客への理解を深めることで新しいビジネス・チャンスが生まれます。またシステムの利用に伴う手間を解消しユーザーの生産性を高めることができるとガートナーは考えています。

さらにガートナーは、ネットワーク、モバイル・ハードウェアの能力、ソーシャル・コンピューティング、サービス指向アーキテクチャ (SOA)、ユニファイド・コミュニケーション (UC) の進歩によって、コンテキスト情報を強化したサービスの構築と利用がいっそう容易になると考えています。これによりサービス・プロバイダー、モバイル・デバイスのメーカー、通信基盤のサプライヤーにとって大きなビジネス・チャンスが生み出されるでしょう。

「今日、多くの企業は何らかの形でコンテキストが強化されたサービスを使っています。中には非常に洗練されたサービスもありますが、ほとんどの場合は連携していないばらばらの環境で使われています。今日一般的に使われているシンプルなコンテキストには、位置情報に基づくサービス、プレゼンス、ポータルのパーソナライゼーションなどがあります。現在、多くの企業がソーシャル・ネットワークでの実験を始めていますが、ソーシャル・ネットワークも豊富なコンテキスト情報を提供するとともに、コンテキスト情報を活用して大きな成果を挙げることが可能になります。2011年までに、タイプAの企業 (技術面で積極的な企業) は、質の高いユーザー体感を提供して最高レベルの成長を実現しながらビジネス環境の効率を高めるために、複数のコンテキスト・コンポーネントの組み込みに着手するでしょう」(前出・ラプキン)

ラプキンは、コンテキスト情報によってスタッフの活動の幅を広げ、その結果もたらされるさまざまなメリットを生かして顧客との関係強化とターゲット・マーケティングの向上を図りたいと考えているCIOが、コンテキスト・アウェア・コンピューティングに高い関心を寄せ始めていると述べています。この重要なテクノロジへの取り組みを開始するに当たり、ガートナーではCIOに対して、4つの基本的な質問について考慮するよう推奨しています。

  1. なぜコンテキスト・アウェア・コンピューティングに手間と時間をかける価値があるのか。
    ガートナーの調査によると、コンテキスト・アウェア・コンピューティングと企業の期待感との間には強い相関関係があることが明らかになっています。このため、不安定な経済状況に対処し将来の成長に向けた態勢づくりをする上で、企業の経営陣がコンテキスト・アウェア・コンピューティングに手間と時間を費やすのは当然の成り行きです。コンテキスト・アウェア・コンピューティングは、ビジネス・プロセスの改善、企業コストの削減、新規顧客の獲得と維持、社員の実効性向上、新しい製品とサービスの提供、新しい市場および地域への事業拡大、既存顧客との関係強化をサポートします。
     
  2. どうやって経営陣にコンテキスト・アウェア・コンピューティングへの投資を提案するか。
    特に、現在のような経済環境において企業の人材が手薄で新しい分野への投資にも消極的な状況では、ガートナーは質の高いコンテキスト情報によってビジネス・チャンスが大きく広がるということに焦点を当てたアプローチを推奨します。例えば、コンテキスト・アウェア・コンピューティングによってコールセンターでのコミュニケーションの質を高めることや、マーケティング活動の向上、またコラボレーションの効率を高めることなどが可能になります。
     
  3. なぜコンテキスト・アウェア・コンピューティングの早期導入が重要なのか。
    コンテキスト・アウェア・コンピューティングの本来の価値は、信頼性とプライバシーの問題が解消され、複数の情報源とアプリケーションでコンテキスト情報を連携できるようになることでもたらされます。これは決して小さな課題ではありません。そのソリューションを今から探求し始めておくことで、コンテキスト情報および質の高いコンテキスト・サービスが広く普及したときに、「現状を根底から変える」力を活用することができます。これは成功のために不可欠な条件であるとガートナーは考えています。
     
  4. どのようにしてコンテキスト・アウェア・コンピューティングの導入を成功へと導くか。
    どのような新しいテクノロジでも、導入には細心の注意が必要です。コンテキスト・アウェア・コンピューティングの導入に際し、ガートナーは以下の5つのポイントを考慮するよう推奨しています。
    • 既存の戦略イニシアティブから、コンテキスト情報によって改善することが見込まれる戦略イニシアティブを1つ選び出す。
    • アプリケーションは複雑過ぎず、また簡単過ぎないこと。経験則として、導入は可能な限りシンプにする (この場合、価値を最大限に引き出すことは前提としていない)。
    • コンテキスト情報の取得に要するコストを、細心の注意をもって評価する。
    • プライバシーの問題を解消しておく。
    • ビジネス上のメリットを目に見える形で評価する。

本資料の原文 (英語) は以下でご覧いただけます。
Gartner Says Context-Aware Computing Will Provide Significant Competitive Advantage
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1190313
 

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