ガートナー ジャパン
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ホーム2009年 プレス・リリース − 参考資料:企業の競争力強化を支援するパターン・ベース・ストラテジ

2010年7月8日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

【参考資料】 本資料は、米国本社で発表されたリリースを基に、日本法人にて作成したものです。

企業の競争力強化を支援するパターン・ベース・ストラテジ
〜ビジネス環境における変化の兆し (弱いシグナル) を発見し、これらをモデリングし、
企業戦略やビジネス・プロセスなどを変化後の環境に適応させるための枠組みを提供〜

景気後退局面から急速に回復しつつある現在の経済環境において、成長、競争における差別化、コストの管理に対し、ビジネス・リーダーはこれまでとは違う観点からアプローチすることを余儀なくされるとの見解をガートナーは示しました。ガートナーによれば、変化に対して受け身になるのではなく、変化を味方に付け、その推進役となる上で、「パターン・ベース・ストラテジ (Pattern-Based Strategy: PBS)」が支援的な役割を果たします。

PBSは、市場のパターンを形作る先行指標 (しばしば「弱い」シグナルと呼ばれます) を積極的に発見し、これらをモデリングし、新たなパターンに適応するための枠組みを提供します。先進的な企業は、新しいパターンが出現したことを認識し、これらを競合優位性へと変える能力に長けているだけでなく、自社独自のイノベーション (革新) によって、市場に新たなパターンを作り出すことにより、他社をこれらの変化に追随させることで優位に立つこともできます。

ガートナーのリサーチ担当グループ・バイスプレジデント、ヴァル・スライバー (Val Sribar) は次のように述べています。
「今日、ほとんどの企業と政府機関は従来型のプロセスへ多額の投資をしているものの、新たなシグナルを耳にしたり感じたりできていないと考えています。また、変化のシグナルを認識しようとすらしていない企業も多くあります。仮に変化のシグナルを認識できていたとしても、経営陣の注意を喚起したり、変化のインパクトをモデリングしたりすることや、変化に対して自社がどのように適応していかなければならないのかを話し合うことができていません。新たなパターンを発見しモデリングしている数少ない企業にとっても、ビジネスにおいて目に見える形で結果を手にできるように、人、プロセス、情報を適応させることは、これまでと変わらず簡単なことではないでしょう」

ガートナーのバイスプレジデント兼最上級アナリストのイヴォンヌ・ジェノヴェーゼ (Yvonne Genovese) は次のように述べています。
「単に社会、経済、政治、環境の各局面における変化を探すだけでは、十分ではありません。企業には入手した情報を評価し、適切な行動を起こすための手段が必要です。またパターンは、情報からだけではなく、例えばソーシャル・メディア・プラットフォーム上の集団など、人々の活動からも探す必要があります」

PBSには、従来のテクノロジと新しいテクノロジの両方が求められます。ビジネス・インテリジェンス (BI)、ルール・ベース・エンジン、パフォーマンス管理、サービス指向アーキテクチャ (SOA)、ビジネス・プロセス管理 (BPM)、レコメンデーション・エンジンといった、既存テクノロジはこれからも進化していくでしょう。PBSでは、これらの既存テクノロジに加え、チャンスやリスクにつながる変化のパターンを明らかにするテクノロジ、企業への影響をモデリングするテクノロジ、パターンに適応し目に見える結果を出すためのテクノロジなど、新しいテクノロジや強化されたテクノロジを統合していくことも求められます。

連続するサイクル:探索 (Seek)、モデリング (Model)、適応 (Adapt)
これまで、ほとんどのビジネス戦略アプローチでは、戦略的意思決定を支援する質の高い情報と知見を手にする必要性、シナリオ・プランニングの必要性、堅牢な組織変更管理に重点が置かれてきましたが、これらの活動を直接ビジネスの成果につなげることに成功している企業はほとんどありません。成功を収めている企業・組織は、これらの活動をビジネスの成果につなげるために、下記に挙げる行動規範を確立するとともに、テクノロジを積極的に活用しているとガートナーではみています。

新たな手法を利用し従来の場所を超えた探索:従来、ビジネス・リーダーとITリーダーは、既存のシステムから入手可能な構造化された情報に重点を置いてきました。通常、これらの情報は、ユーザーが既に知っている内容の再確認や、戦略的方向性に間違いがないかを検証するために利用されてきました。しかし、弱いシグナルから成る新しいパターンを無視してしまうことや、より強いシグナルを現行のビジネス戦略の基準に適切に取り込めないことは、市場の変化を知るための貴重な先行指標となり得る例外事項への視点を失うリスクにつながります。
「これまでに行ってきたタイプの探索を超えてその先へ進むためには、従来の情報のサイロを分析し、既存の情報源と新しい情報源の両方を通じてさまざまなシグナルを能動的に発見するよう努める必要があります。これにより、ビジネス・リーダーとITリーダーは、策定した戦略や事業の仮説に合致するパターンと矛盾するパターンの双方を識別し、その特性を明確にした上で評価することが可能になります」(前出・スライバー)

パターン分析のためのモデリング:新しいパターンを発見するか作り出した場合、ビジネス・リーダーとITリーダーは、例えばシナリオ・プランニングのようなコラボレーティブなプロセスを通じて、これらのパターンの潜在的な意義、自社の戦略と業務に対するインパクトとそのタイミングを話し合う必要があります。モデリングは、影響の特性を明確化かつ定量化することで、最も大きな可能性またはリスクがあるのはどのパターンなのかを明らかにすることを目的としています。

「成功している企業・組織は、パターンの探索活動を、自社にとって最も重要な領域に集中して行っています。事実に基づく意思決定とその結果の透明性を確保する上で、モデルを使ったシナリオ・プランニングは欠かすことができません」(前出・ジェノヴェーゼ)

利益を手にするための適応:変化のパターンを識別し、その潜在的な影響の特性を明確にしても、これをビジネスの成功に結び付けるための適応能力と実行能力がなければ意味がありません。ビジネス・リーダーとITリーダーは新しいパターンから利益を得るために、一貫性を持ち、繰り返し実行可能な結果を重視する対応によって、戦略、ビジネス・プロセス、従業員の行動を新しいパターンに適応させなければなりません。

前出のスライバーは、AmazonおよびNetflixがレコメンデーション・エンジンを適用した方法はPBSのコンセプトを生かした好例であるとしています。両社とも顧客のアクセスおよび購買を通じ、新しい行動パターンを知ろうとしています。どちらの企業もサイト内での顧客の行動にプロモーションの内容を自動適応させていけるように、顧客モデルを進化させています。多くの場合、これがクロスセルおよびアップセルを通じた売り上げの増加と顧客ロイヤリティの向上につながっています。また何よりも重要なことは、これらのさまざまな適応の結果をレコメンデーション・エンジンにフィードバックすることで、新しいパターンの探索と今後の適応のモデリングに役立てている点でしょう。

本資料の原文 (英語) は以下でご覧いただけます。
Gartner Says Companies Must Implement a Pattern-Based Strategy (TM) to Increase Their Competitive Advantage
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1202916

PBSについては、今月開催する以下のサミットのセッションにて解説いたします。是非ご来場の上、ご聴講いただきますようお願い申し上げます。

■2010年7月12日 (月)〜7月13日 (火) 開催
「ガートナー アプリケーション&アーキテクチャ サミット 2010」
7月13日 (火) 10:30-11:20 BPMにパターン・ベース・ストラテジを適用するベスト・プラクティス

■2010年7月14日 (水) 開催
「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用サミット 2010」
7月14日 (水) 16:55-17:50 パターン・ベース・ストラテジ〜パフォーマンス主導型の企業文化の実践〜

「ガートナー アプリケーション&アーキテクチャ サミット 2010」および「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用サミット 2010」のプログラムの詳細については、下記のWebサイトをご覧ください。
http://www.e-gartner.jp/aabi2010/program.html
 

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