ガートナー ジャパン
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ホーム2017年 プレス・リリース −ガートナー、デジタル・ビジネスをサポートするパーソナル・テクノロジのトップ10を発表

参考資料
本資料は、ガートナー発信の Smarter with Gartner の記事を和訳し一部追記したものです。 本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/smarterwithgartner/top-10-personal-technologies-to-support-digital-business/


2017年8月24日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、デジタル・ビジネスをサポートするパーソナル・テクノロジの
トップ10を発表


必ず投資すべきパーソナル・テクノロジのトップ3は
機械学習、人工知能、仮想パーソナル・アシスタント

ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都港区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、デジタル・ビジネスをサポートするパーソナル・テクノロジのトップ10を発表しました。

ガートナーは、パーソナル・テクノロジについて以下のように定義しています。「パーソナル・テクノロジとは、オンラインで24時間つながっていることで、モノや人との双方向のやりとり・出来事・行動が次々と発生する時代において、包括的なデジタル・ライフスタイルを実現するパーソナルなデバイスやアプリケーション、サービスに直接関わるテクノロジを意味する」

現在利用できるすべてのパーソナル・テクノロジについて、どのテクノロジがエンドユーザーにとってのチャンスや好機となるのか、またどのテクノロジが注視に値するほどには成熟していないのかを企業が判断するのは、決して簡単なことではありません。しかし、これらのテクノロジは、正しく活用することでビジネスに大きな影響をもたらす可能性があります。

ガートナーのリサーチ ディレクター、アネット・ジャンプ (Annette Jump) は次のように述べています。「パーソナル・テクノロジの分野では数多くのイノベーションが起こっており、多くの企業において個人のパフォーマンスと行動に関連したさまざまなデジタル・イニシアティブが見られます。こうしたイノベーションによって、今後2〜3年の間に、パーソナル・テクノロジはデジタル・ビジネスを推進しサポートする上で非常に大きな役割を果たすようになるでしょう。これらのパーソナル・テクノロジは、エンドユーザーのデジタル・ビジネスの成果を主導するユースケースをサポートするために使用すべきです」

テクノロジ製品/サービス管理リーダーは、ガートナーが選んだ以下のパーソナル・テクノロジのトップ10を自社のロードマップおよび戦略に取り入れて、顧客のデジタル・ビジネス・イニシアティブの支援に活用する必要があります。

1. 機械学習 (ML)/人工知能 (AI)
機械学習は人工知能の技術の1つで、一連の観測データから認識された情報やパターンを抽出します。このテクノロジは、産業および商業の分野で工程の自動化やパターンの認識にも使われます。また、タスクの自動化による効率の向上といったデジタル化や、不正検知や顧客行動パターンの発見といった業務機能の最適化など、デジタル・ビジネスの機会と共に急速に進化しています。ただし、その成否はデータの品質およびシステムの継続的な監視とメンテナンスに左右されます。

2. 仮想パーソナル・アシスタント (VPA)
Apple SiriやAmazon Alexa、Microsoft Cortanaなど、VPAの認知度は引き続き高まっており、ガートナーが2016年に実施したモバイル・アプリ調査では、回答者の35%が過去3カ月以内にスマートフォンでVPAを利用したと回答しています。Microsoft Cortanaなど一部のVPAはビジネスの世界へと広がりつつあり、他のプロバイダーもエンタプライズ特化型のVPAを作成しています。ビジネスでは、即時レスポンスや、業務の生産性を高めたりクライアントとのコミュニケーションを向上させたりする情報へのアクセスといった機会があります。ただし、VPAには非常に現実的な技術面・セキュリティ面の懸念があるため、企業は細心の注意をもって進んでいくべきです。

3. イマーシブ・テクノロジ (拡張現実 [AR]/仮想現実 [VR])
イマーシブ・テクノロジは、ユーザーや社員が、物理的環境およびデジタル環境や、彼らが使用するデバイスとやりとりする方法を変える可能性を有しています。このテクノロジは現実世界とデジタル世界を融合させますが、現在は開発フェーズのごく初期段階にあります。ビジネスにおいて考えられる用途は、社員研修、保守・修理、設計・開発、医療など、さまざまな業界や業務分野にわたります。ただし、まだ出現したばかりの新しいテクノロジであるため、企業は誇大な宣伝に惑わされないようにすべきです。

4. 3Dプリンティング
3Dプリンティングは、これまでの方法では製造できなかった形状を含め、ほぼあらゆる形状の物理的オブジェクトをさまざまな材料で作製する能力を提供します。このテクノロジは既に多様な分野で本格的に活用されており、今後も急成長と進化を続けていくでしょう。このテクノロジによって企業は製品開発のサイクルタイムを短縮できるようになるとともに、医療用インプラントのような一点物の製品を作製できるようになるでしょう。また、航空宇宙分野ではより軽量な部品の製造など、3Dプリンティングならではの機会も提供します。この分野では企業秘密や知的財産に関する懸念もありますが、新しいプリンタと材料は絶えることなく出現しています。

5. 位置センサ/追跡 (モノと人)
位置センサ/追跡テクノロジによって、モノや人の位置を追跡することが可能となり、デジタルなオブジェクトを現実世界にひも付けるビジネス・アプリケーションが登場しています。現在一般的に使われている範囲では、価格も精度もレベルが異なる約25のテクノロジが存在し、企業の検討対象としても幅広いオプションがあります。位置認識型の自動車保険から病院におけるリアルタイムでの医療機器の利用状況・位置確認まで、これらのテクノロジは多様なビジネスの機会を提供します。ただし、現実問題として顧客の同意やプライバシーが重要課題となっており、これを軽視すると、深刻なブランド・ダメージを引き起こす恐れがあります。

6. 3Dカメラ
このテクノロジによって画像に奥行きを持たせることが可能になるため、企業は物体を測定したり、3Dコンテンツを物流計画やジェスチャ/顔認識などに利用したりすることが可能になります。このテクノロジはビジネス・プロセスを合理化する可能性を秘めていますが、誇大な宣伝も多く存在しています。また、エンタプライズ・レベルのソリューションは非常に高額になる場合があります。

7. 生体認証
生体認証はユーザー固有の生物学的特徴を使用するテクノロジで、顔認識や虹彩認識などのテクノロジが含まれます。MicrosoftのWindows Helloでは、3Dカメラを使用して顔と指紋を認識します。生体認証は、パスワードやPIN (暗証番号) よりも高度なセキュリティを提供します。一部の生体認証テクノロジはいまだ初期導入フェーズにありますが、指紋認証や音声認証といったテクノロジは非常に成熟しています。生体認証テクノロジによって、モバイル・ショッピングのさらなる合理化や、建造物のセキュリティ向上の実現が可能になります。基本的に、より高速で簡単な認証によって効率性やユーザー・エクスペリエンスが改善するあらゆる分野で、導入メリットが期待されます。

8. ウェアラブル・デバイス
ウェアラブル・デバイスには、既に成熟しているリストバンドから第1世代のVRヘッドセットまで、幅広い多様なテクノロジが含まれます。そのため、広くウェアラブル・デバイスと言った場合、医療分野のスマート・パッチからスマート・ウォッチやリストバンドによるモバイル・ペイメント、産業分野における保守や修理までを指し、多くの業界に潜在的なビジネス機会を提供します。ウェアラブル・デバイスは、利用者に価値を提供する、より大きな仕組みの中の一部にすぎません。企業は、まずウェアラブル・デバイスの選択に入る前に、それが自社のデジタル・ビジネスのどこでどのようにフィットするのかを検討することが重要です。

9. チャットボット
チャットボットは会話型インタフェースおよび自動化ツールであり、さまざまな製品が存在しますが、成熟度は千差万別です。多くの企業にとって、ソリューションを提供するプラットフォームを見つけることは簡単ですが、製品間の標準化はほとんど行われていません。チャットボットはコールセンターにおける簡単な内容の応答サービスに使用したり、スケジュール設定や予約システムなど、社内で利用したりすることができます。チャットボットの市場は未成熟で断片化しているため、企業はその選択を、将来的に変更が可能な戦術的意思決定として捉えるべきです。

10. ワイヤレス給電
ケーブルを使わずに電子デバイスを充電できるワイヤレス給電には2つの方式があります。1つは熱や光など周辺環境からエネルギーを収集するパワー・ハーベスティング、もう1つは携帯電話など電子デバイスのユーザーが充電器を持ち運んだり充電に気を煩わせたりせずに済むワイヤレス充電です。ほとんどの消費者向け電子デバイスはワイヤレス充電をサポートしておらず、また現時点でデジタル・ビジネスにおける基本的な価値の1つとして提供されることは滅多にありません。しかし、このテクノロジはバッテリ寿命の向上によってプロセスの利便性と効果を高めるとともに、例えば電気自動車の充電など、いくつかの特化分野で業界的に大きな影響のあるユースケースが存在します。

ガートナー・サービスをご利用のお客様は、10のパーソナル・テクノロジそれぞれに関する詳細をリサーチ・レポート完全版「Top 10 Personal Technologies to Support Digital Business」でご覧いただけます。

CIOをはじめとするITリーダーが一堂に会する世界で最も重要なイベント『Gartner Symposium/ITxpo 2017』において、先進のトレンドについてさらなる分析のプレゼンテーションが行われます。これらのイベントのニュースと最新情報は、ツイッターでご覧いただけます (#GartnerSYM)。

『Gartner Symposium/ITxpo』の開催場所、日時は以下のとおりです。
9月18〜21日:南アフリカ、ケープタウン
10月1〜5日:米国、フロリダ州オーランド
10月23〜26日:ブラジル、サンパウロ
10月30日〜11月2日:豪州、ゴールドコースト
10月31日〜11月2日:日本、東京
11月5〜9日:スペイン、バルセロナ
11月13〜16日:インド、ゴア

なお、前出のアネット・ジャンプ (Annette Jump) と共に完全版のリサーチ・レポートを執筆したニック・ジョーンズ (Nick Jones) が、東京で開催される『Gartner Symposium/ITxpo 2017』に来日します。モノのインターネット (IoT) テクノロジをはじめとした革新的なテクノロジに関連する講演を行います。

10月31日から11月2日にかけて東京 (グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール) で開催される『Gartner Symposium/ITxpo 2017』の詳細については、下記のWebサイトをご覧ください。
http://gartner.co.jp/symposium/

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