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2016年9月26日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

デジタル・ビジネスはプラットフォームの時代へ

『Gartner Symposium/ITxpo 2016』(10月5〜7日 東京・高輪)において知見を提供


ガートナーが10月5〜7日に東京 (グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール) で開催する『Gartner Symposium/ITxpo 2016』に向けて、コンファレンス・チェアを務めるリサーチ部門 リサーチ ディレクターの本好 宏次に、日本企業のデジタル・ビジネスへの取り組みや、日本のCIOおよびITリーダーがどのように変革を進めているかについて質問しました。

1. 日本企業のデジタル・ビジネスへの取り組み状況について教えてください。

ガートナーが2016年8月に国内で調査(*1)した結果、デジタル・ビジネスに何らかの形で取り組む企業は7割程度と、1年前の調査からほとんど変化していません。しかし、部門レベルではなく全社で取り組む企業は1割増え、3割程度になりました。また、デジタル・ビジネスで成果を挙げていると回答した企業が全体の4分の1に上りました。

ここから、日本企業のデジタル・ビジネスへの取り組みは緩やかに進展しており、一部の企業は成果を挙げていると捉えているものの、依然として多くは部門レベルの取り組みにとどまっている状況であることが分かります。

2. 世界のほかの国での取り組みと比べて、異なる点は何でしょうか。

日本でも、タクシー会社による配車アプリの提供、宅配便事業者による自動運転を活用した物流サービスの実用実験など、ビジネスの中核に積極的にデジタル・テクノロジを適用している注目すべき事例が見られます。最近では世界的にブームとなっているPokemon Goも、米国企業との共同企画・開発ですが、クラウド、モバイル、ウェアラブル、ビッグ・データ、ソーシャル、拡張現実 (AR) などのテクノロジを活用したデジタル・ビジネスの好例といえるでしょう。

しかし、デジタル化に大きくかじを切り、IT企業へと急速に変貌を遂げているGEのように、全社的に俊敏な変革を進めている事例と比べると、全般的には、規模とスピードの両面から大胆さや迫力に欠ける面があると感じています。また、GEによるモノのインターネット (IoT) プラットフォームの一般提供、Pokemon Goの開発・運営元であるNianticによる位置情報ゲーム・プラットフォームの構築、さらにAirbnbやUberなどのいわゆる破壊的なベンチャーによるプラットフォームの利用拡大など、世界的な先進事例ではデジタル・ビジネスのプラットフォームと、それを通じたエコシステムの構築に注力しているという特徴があります。

海外の企業にとっても共通する課題ですが、こうしたプラットフォームやエコシステムの設計・構築・活用、さらにはその前提となる戦略づくりは、多くの日本企業にとって必ずしも得意分野ではないと捉えています。Amazon、Google、Appleといったデジタルの巨人たちの構築したエコシステムに参加し、利便性の高いプラットフォームを活用する道を行くのか、それとも自らエコシステムを構築し、巨人たちに真正面から勝負を挑むといういばらの道を行くのか、これから多くの企業が岐路に立たされることになるでしょう。

3. 日本のCIOをはじめとするITリーダーがデジタル変革を進めていく上で、最大の懸念事項は何でしょうか。


冒頭の調査でデジタル・ビジネス戦略を検討/実行する際の阻害要因について尋ねたところ、「スキル/ノウハウの不足」が6割弱の企業に選ばれ、最大の課題として認識されていました。また、ガートナーが2016年5月に実施した世界のCIOを対象とした調査(*2)において、「自身の目的達成の上で最大の障害は何か」を尋ねた設問では「スキル/リソース不足」が最も多く挙げられましたが、日本のCIOは4割程度と、世界のCIOと比べて1割以上も選択率が高くなっていました。

デジタル・ビジネスを取り巻く変化のスピードは速いため、スキル不足を補完するためには、内部人材の育成に加え、外部人材の登用や、他の企業/新興ベンダーとの大胆な連携など、場合によっては「時間を買う」という発想で、あらゆる手段を講じる必要があるでしょう。

今、対消費者 (B2C)、企業間 (B2B) を問わず多くの業界でプラットフォーム・ビジネスが生まれ、破壊的な変化をもたらしています。日本のCIOとITリーダーは、かつてない脅威と機会が目の前に広がっていることを自覚し、デジタル・ビジネス・プラットフォームの構築または活用に向けて、足りないスキル、ノウハウ、リソースを早急に補完し、新たな一歩を踏み出す必要があるといえます。

CIOをはじめとするITリーダーが一堂に会する世界で最も重要なイベント『Gartner Symposium/ITxpo 2016』では、CIOのリーダーシップの在り方や、デジタル革新をビジネスの中核へと進めていくための方策について、さらなるディスカッションを行います。
国内では、10月5日から7日にかけて東京 (グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール) で開催します。『Gartner Symposium/ITxpo 2016』の詳細については、下記のWebサイトをご覧ください。
http://gartner.co.jp/symposium/

*1 2016年8月実施:「アンケート:デジタル・ビジネスの実践」。ユーザー企業およびベンダー企業のIT系業務に携わるマネージャー層を対象とし、有効回答数は165。

*2 2016年5月実施:「2017年CIOアジェンダ・サーベイ」。CIOおよびIT部門長を対象とし、有効回答数は世界のCIOが2,598、うち日本のCIOが78。


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