ガートナー ジャパン
メインメニュー ホーム リサーチ コンサルティング ベンチマーク エグゼクティブ プログラム イベント 会社情報 メインメニュー
PUBLIC RELATION
ホーム2016年 プレス・リリース −2015年の世界半導体市場の売り上げは1.9%減の3,337億ドル

参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。 本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/newsroom/


2016年1月13日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

2015年の世界半導体市場の売り上げは1.9%減の3,337億ドル

すべてのセグメントにおいて増減入り交じる実績が、成長の鈍化を促進

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2016年1月7日 − ガートナーは、2015年の世界半導体市場の売り上げが、前年比1.9%減の3,337億ドルになったとの見通しを発表しました (速報値に基づく)。また上位25社の合計は同0.2%増と、市場全体よりも大きな成長率となりました。これにより、上位25社の市場全体に占める割合は、2014年の71.7%から2015年は73.2%となりました。

ガートナーのリサーチ ディレクター、サージス・マシェル (Sergis Mushell) は次のように述べています。「主な電子機器の需要減、一部地域におけるドル高の継続的な影響、在庫の増加などを背景に、2015年の市場は右肩下がりで推移しました。主要な製品カテゴリのすべてが成長した2014年とは対照的に、2015年はオプトエレクトロニクス、ノンオプティカル・センサ、アナログ、ASIC (特定用途向け集積回路) の売り上げが増加する一方で他の製品セグメントは減少するという、増減入り交じる結果となりました。成長率が最も高かったセグメントはAppleの需要を背景に2.4%の成長率となったASICで、これに1.9%のアナログと1.6%のノンオプティカル・センサが続きます。メモリのセグメントは、NANDフラッシュが成長を見せた一方でDRAMはマイナス成長となり、メモリ全体で0.6%の減少となりました」

Intelの売り上げは、PCの出荷が減少したため1.2%の減少となりましたが (表1参照)、その市場シェアは15.5%で、24年連続で首位をキープしています。Samsung Electronicsはメモリ事業に牽引される形で11.8%の成長を実現し、市場シェアも11.6%で第2位のポジションを堅持しています。



前出のマシェルは次のように述べています。「2015年は、複数の為替市場におけるドル高が半導体市場全体に大きく影響し、対ドルで現地通貨が安い方向に振れた地域では、最終製品へのニーズが低下することになりました。例えばユーロ域内では、多くの構成部品が米ドルで取り引きされている携帯電話やPCのユーロ販売価格が上昇したため、バイヤーが購入時期を遅らせたり価格が安い代替製品を購入したりしたことが、半導体の売り上げ減少につながりました。また、ガートナーの半導体売り上げ統計は米ドル基準のため、急激な円安が進んだことで日本の半導体メーカーは売り上げも市場シェアも縮小しています」。上位25社の中には、東芝のほかにソニーが14位、ルネサス エレクトロニクスが15位、ロームが24位と、計4社の日本の半導体メーカーが入りました。

日本市場における国内ベンダーの状況について、ガートナー ジャパンの主席アナリスト、清水 宏之は以下のように述べています。「依然として日本の半導体ベンダーの大半が国内需要に依存しているため、円安になるとドル・ベースでの売り上げが大きく下がる傾向にあります。円安という好材料を生かし、海外顧客への販売拡大を加速すべきです」

NAND市場は年間を通じて引き続き減速しており、2015年の成長率はわずか4.1%でした。この成長を後押ししているのは供給側のビット成長率の上昇で、これが積極的な価格競争につながっています。このように荒れ模様のNAND価格環境は多くのNANDソリューション、特にハードディスク・ドライブ (HDD) 分野を侵食しているソリッド・ステート・ドライブ (SSD) に影響を及ぼしています。3D NANDへの移行というフラッシュ・メモリの歴史で最も大きな技術的過渡期の中、このようなSSDセグメントの価格戦争はNANDフラッシュ・メーカーの収益性にとってさらなる圧力となっています。3D NAND技術の商用化の動きは鈍く、Samsungのみに限定されています。ただし、このような鈍い成長によってNANDフラッシュと3D技術への投資がやむことはなく、すべてのベンダーが引き続き積極的な投資を進めており、その大部分が新しいファンドリへの投資となっています。

2014年に32%の成長を記録したDRAM市場ですが、2015年は下降しています。PC需要の低下によってコモディティ・セグメントが供給過多になったことが平均販売価格の大幅な下落につながり、成長率は前年比2.4%減となりました。このような供給過多と平均販売価格の下落は、もしMicron Technologyのビット成長率が韓国のライバル各社と同レベルで推移していたとしたら、いっそう大きなものになっていたでしょう。市場にとって幸運なことに、同社のビット成長率は20 nmへの移行によってマイナス成長となったため、業界はより深刻な下降を免れることができました。

その他の情報については、ガートナー発行のレポート「Market Share Analysis: Semiconductors, Worldwide, Preliminary 2015 Estimates」をご参照ください。


本ニュースリリースは、新聞、雑誌、テレビ等マスメディアの方々に向けて提供させて頂いているものです。掲載内容に関しましては、弊社のサービスをご契約頂いているお客様に限りお問い合わせを受け付けております。ご契約を頂いていないお客様のお問い合わせについては、お答えできかねますので予めご了承下さい。なお、弊社サービスにご興味のある方は、弊社営業部までご連絡下さい。


gartner.com
TOP OF PAGE
Copyright