ガートナー ジャパン
メインメニュー ホーム リサーチ コンサルティング ベンチマーク エグゼクティブ プログラム イベント 会社情報 メインメニュー
PUBLIC RELATION
ホーム2015年 プレス・リリース −ガートナー、新興企業および小規模エレクトロニクス企業が 半導体ベンダーに安定した高成長をもたらすとの見解を発表

参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。 本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/newsroom/  


2015年8月19日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、新興企業および小規模エレクトロニクス企業が
半導体ベンダーに安定した高成長をもたらすとの見解を発表

小規模顧客市場で最も急成長しているのは中国で、
2014年の半導体売上高は149億ドルに到達

東京発 − 2015年8月19日 − ガートナーは、半導体ベンダーが販売戦略の多様化を進め、大手顧客との不安定な大口取引に依存するのではなく、安定的に高成長をもたらす数多くの小規模顧客企業に焦点を当てる必要があるとの見解を発表しました。新興企業および小規模エレクトロニクス企業による2014年の半導体支出額は783億ドルに上り、半導体市場全体の23%を占める割合となっています。

ガートナーの概算では、半導体の購入企業は世界全体で16万5,000社を超えています。このうち、半導体の売り上げ全体に占める上位10社の割合は40%近くに上り、11〜100位までの企業が30%、残りの企業で30%という割合になります。このように上位10社が市場全体に占める割合は非常に大きい一方で、最大手顧客のうち数社の過去5年間における発注実績は減少傾向にあり、これらの企業を主たる納入先にしている半導体ベンダーにとって厳しい状況となっています。一方、SamsungやAppleなどのスマートフォン市場における成功を背景に、過去5年間の発注量を大幅に伸ばしている企業もありますが、こうした企業に納入する半導体ベンダーの間でも大手顧客に依存するリスクへの懸念は高まっています。

ガートナーのリサーチ部門主席アナリスト、山地 正恒は次のように述べています。 「半導体業界は非常に大きな変化の中にあり、小規模な顧客が高い利益率や安定成長をもたらしている状況において、限られた数の大手顧客にすべての力を集中させることのリスクが、半導体ベンダーの間でクローズアップされています。このリスクへの対応として、一部の半導体ベンダーは既に小規模な顧客との取引を増やすことに取り組んでおり、他の企業も小規模な顧客との取引増加に向けた戦略の調整が必要であることを実感しています」

多くの小規模企業が存在する主要地域として最も急成長しているのは中国で、小規模企業セグメントの半導体支出は、2007年の75億ドルから2014年には149億ドルへと増加しており、スマートフォン市場とメディア・タブレット市場が堅調に成長しています。日本、米州、欧州・中東・アフリカ (EMEA) では、個々の企業に対する売り上げは小さいものの小規模企業の数が非常に多いことから、市場規模自体は大きくなっています。

今後のエレクトロニクス市場の成長およびIoT (モノのインターネット) ソリューションの増加を背景に、2017年以降に小規模企業の数が飛躍的に増加するというガートナーの予測に変更はありません。メーカー・ムーブメントによって、新興企業の基盤が確立されるとともに小規模企業の成長が後押しされるでしょう (注:メーカーとは、コンピュータ関連機器からの未使用品や廃棄品、壊れた製品などから再生してアセンブルした製品を製造する電子工作愛好家をベースとした、新たな新興起業家のこと)。

大口取引は大手企業との間のみに限られたものではなく、成功している多くの半導体ベンダーは代理店を活用することで小規模企業との取引を成功させているとガートナーでは分析しています。たとえ営業資源が限られていても、質の高いセールス・パートナーと組むことで埋め合わせることができます。特に汎用半導体ベンダーの場合、直接販売にこだわり過ぎてしまうと、小規模企業との取引の機会が制限されてしまいます。実際に、汎用半導体は、半導体代理店の売り上げのうち大きな割合を占めています。

「半導体ベンダーはより大規模な顧客に重点を置き、小規模な顧客への営業活動は代理店にアウトソースすべきです。代理店はさまざまな製品を同時に市場展開できるため、半導体ベンダーだけではなく顧客にとっても負荷が軽減されます。一部の代理店は販売終了 (EOL) 製品の提供サービスも行っているので、半導体ベンダーがこのような代理店とパートナー関係を結ぶことで、小規模な顧客は無駄な注文をする必要がなくなります」と山地は述べています。

小規模顧客市場の成長を有利に生かすため、半導体ベンダーはまず出発点として、大手顧客と比較してどの程度の売り上げが見込まれるのかを推定する必要があると、ガートナーは提案しています。小規模な顧客の重要性は、製品のタイプやターゲットとしている営業地域などによってベンダーごとに異なるので、いずれのベンダーも小規模顧客市場における自社独自の目標を設定しなければなりません。

「実際に市場へ飛び込む前に、マクロ経済の鈍化に伴って右肩下がりになりやすいという小規模顧客市場のリスクも理解しておく必要があります。多くの場合、小規模な顧客向けの売り上げが減少するペースは大手顧客より速いので、売り上げの減少に関するさまざまなリスクのレベルを十分に認識しておくことが重要です。顧客ベースの多様化を進めることで半導体ベンダーは受注減に対する余力を獲得することが可能となり、リスクを減らすことができます」と山地は述べています。

その他の詳細は、ガートナー・レポート『Market Trends: Startups and Small Customers Offer Semiconductor Vendors Fast and Stable Growth』をご覧ください。このレポートはガートナーのWebサイトからサービスをご契約いただいているお客様に提供されています。

本ニュースリリースは、新聞、雑誌、テレビ等マスメディアの方々に向けて提供させて頂いているものです。掲載内容に関しましては、弊社のサービスをご契約頂いているお客様に限りお問い合わせを受け付けております。ご契約を頂いていないお客様のお問い合わせについては、お答えできかねますので予めご了承下さい。なお、弊社サービスにご興味のある方は、弊社営業部までご連絡下さい。


gartner.com
TOP OF PAGE
Copyright