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ホーム2014年 プレス・リリース −ガートナー、CIOにとってビジネス・インテリジェンス (BI) とアナリティクスが 2017年にかけて引き続き最優先事項となるとの見解を発表

2014年5月1日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、CIOにとってビジネス・インテリジェンス (BI) とアナリティクスが 2017年にかけて引き続き最優先事項となるとの見解を発表

『ガートナー ビジネス・インテリジェンス & 情報活用 サミット 2014』
(2014年5月22〜23日、東京コンファレンスセンター・品川) において、
アナリストがビッグ・データについて知見を提供

米国コネチカット州スタンフォード発 20131216 ガートナーは本日、ビジネス・インテリジェンス (BI) およびアナリティクスに対するCIO (最高情報責任者) のテクノロジ最優先事項としてのフォーカスは、2017年にかけて今後も続く可能性が高いとの見解を明らかにしました。その理由は、事実に基づいた意思決定がもたらす恩恵は、マーケティング、営業、SCM、製造、エンジニアリング、リスク管理、財務、人事などを含む広範な分野のビジネス・マネージャーにとって分かりやすいためです。

ガートナーのバイスプレジデント兼最上級アナリスト、ロイ・シュルテ (Roy Schulte) は次のように述べています。
「優勢になるデータ・ディスカバリ技術、リアルタイム・ストリーミング・イベント・データの活用の広がり、最終的にビッグ・データ技術が成熟した結果としてのBIとアナリティクスへの支出の加速など、BIとアナリティクスの世界には大きな変化が迫りつつあります。データの取得、格納、管理に伴うコストが右肩下がりで推移するのに伴い、企業はBIとアナリティクスをより幅広い状況へ適用することが実践的であると考えるようになってきています」

ガートナーは、BIとアナリティクスについて4つの重要な予測を明らかにしています。その概要は次のとおりです。

2015年までに、BIベンダーのほとんどが、レポート中心から分析中心へとBIの焦点をシフトさせて、データ・ディスカバリをBIプラットフォーム製品における主要機能として位置付ける。

この数年間、主にIT中心のBIプラットフォームを大規模な記録システム向けに標準化することを目的として、企業がIT部門主導の統合プロジェクトに投資してきたことから、BIプラットフォーム市場は大きく成長してきました。これらは非常に統制された形で集中的に管理される傾向にあり、IT部門はプロダクション・レポートを作成してマネージャーやナレッジ・ワーカーに提供しています。ガートナーは、今後企業の投資対象が、IT部門開発のレポーティング・ソリューションからビジネス・ユーザー主導型の分析ソリューションへシフトすると予測しています。IT部門は、活動の大部分をデータ・モデリングとガバナンス (統制) に集中させるようになるでしょう。その結果データ・ディスカバリは、2015年までに主流となっているBIとアナリティクスのユーザー・インタラクション・パラダイムとして、新規導入において、IT部門による静的なレポーティングに取って代わるようになると考えられます。

IT部門による記録システムに基づくレポーティングがなくなることはないものの、アナリティクスの全体的な利用においてその割合は低下するでしょう。今日、BIとアナリティクスに直接アクセスしているビジネス・ユーザーは30%のみですが、データ・ディスカバリへのシフトの結果として、この割合は増加するでしょう。

ロイ・シュルテは次のように述べています。
「BIリーダーは、ビジネス・ユーザーや企業の拡大する要件を満たす適合性があるかを見極めるため、データ・ディスカバリ・ベンダーとIT中心のベンダーの双方について、ロードマップを精査する必要があります。1つですべてに適合するテクノロジはほとんどないということを理解することが重要です」

2017年までに、アナリティクス実装の50%以上が、計装機器が搭載された機械、アプリケーションまたは人によって生成されたイベント・データ・ストリームを利用するようになる。

情報が持つ経済的価値を引き続き認識するとともに、これまでにないほどの膨大な量の詳細なデータを取り込んで適用していく中で、企業はアナリティクス・テクノロジによって一連のイベントの意味を理解できるようになることを期待するようになります。これは自律的なインサイトや推測を迅速に生成できるタイプのテクノロジであり、従来の主流のBIをはるかに超えています。

このようなデータをモノや各種イベント・ソースから作り出して取り入れるための、柔軟性の高い多目的センサ (温度、湿度、振動、圧力、音、光/色彩、電気・ガス・水道などの使用量、動き、顔の表情、声の抑揚、健康モニタリング、その他のシステム用のセンサ) によって、市場は拡大するでしょう。さらに、モノ (OT) から生じたこれらのイベント・データは時に、管理系情報システム (IT) からのイベント・データと結び付けられ、より充実した強力な総合的システム (IT/OTの融合) の開発に生かされます。これに加え、テクノロジや消費財のベンダーにとっては、自社の製品が消費や環境に関するより多くのデータを取り込んだり発したりできるようにすることが急務となっています。特に数社のサービスとしてのソフトウェア (SaaS) アプリケーション・ベンダーは、利用状況に関するより多くのデータを収集する能力に既に磨きをかけており、匿名化されたデータを他の商業的な目的に活用することを認める顧客がその見返りを受けられるような方法を編み出しています。

ロイ・シュルテは次のように述べています。
「非技術系事業部門のリーダーは、自社の製品とサービスから収集された現在のデータの全リストを作成した後に、さらなる計装化によってどのような高価値な情報を収集できるかを考える必要があります。一方、アプリケーションおよび他の技術部門のマネージャーは、ITシステム、アプリケーション、デバイス、ユーザーから収集されたデータが、パフォーマンスへの影響や将来的な事業に関連する可能性と同程度に考慮され、最大限に生かされるようにする必要があります」

2017年までに、ソフトウェア・ベンダーが提供するアナリティクス・アプリケーションは、サービス・プロバイダーが提供するアナリティクス・アプリケーションと区別がつかなくなる。

分析プラットフォームの従来のベンダーは、対象層を従来のパワー・ユーザーを超えた層にまで広げるためには、あらかじめパッケージ化した専門知識やアプリケーションを提供することで、より幅広い層のユーザーによるセルフサービスを可能にしなければならないことを理解しています。サービス・プロバイダーは、カスタム・プロジェクトでの作業や専門知識を、他の組織でも簡単に導入して利用できる反復可能なソリューションとして活用する方法を求めています。

結果として、アナリティクス・アプリケーションを選択するエンドユーザー組織は、非常に幅広い多様なプロバイダー候補を評価することになります。ソフトウェア・ベンダーを評価する組織は、ほぼすべての場合において、求めるパッケージ・アプリケーションのSaaS版を見つけます。製品間のコンセプトが類似していることから、競争の主眼は、ベンダーがアプリケーションに組み込む専門知識へとシフトしていくでしょう。ソフトウェア・ベンダーは、従来のサービス・プロバイダーのチャネルとコーペティション (協力的競争) する状況に直面するようになり、自社の専門的なサービス能力の増強を強いられることになるでしょう。サービス・プロバイダーは、顧客との関係と切り離せない一部としてパッケージ・アプリケーションを活用し、自社が提供しているサービスの専門性が高いことを顧客に示すようになるでしょう。

2016年までは、ビッグ・データに関する混乱により、BIソフトウェアやアナリティクス・ソフトウェアの支出の伸びは1桁台にとどまる。


BIとアナリティクスへの関心は高いものの、ビッグ・データを取り巻く混乱によってBIソフトウェアとアナリティクス・ソフトウェアへの支出は抑制されています。2016年までは、サービス・プロバイダーは利用できるビッグ・データ・テクノロジとビジネスケースとの間にあるギャップを埋めることでビジネスを獲得することになるでしょう。ビッグ・データが成熟して利用できるパッケージ化された知的財産が増えるのに伴い、ビッグ・データ分析はより時宜を得て主流となり、最終的に破壊的な差別化が可能になります。

先頃ガートナーが実施した調査では、ビッグ・データに投資していると回答した組織は調査対象となった全組織の30%にすぎず、さらにこの中で実際に利用する状態にまで至っている組織は4分の1 (全体の8%) にすぎません。これは、将来的にかなり大きく成長する余地があることを意味します。アナリティクスはビッグ・データのトレンドに正面から向かっており、データの量、速度、多様性などの高まりによって、従来の確立されたBIの領域や購買センターの枠を超えた機会が創出されます。ただし、これによってアナリティクスの調達はこれまでよりも大掛かりになり、技術的にも複雑さが増すことになりました。

これとは逆説的に、「ビッグ・データ」という用語を取り巻く混乱やビッグ・データの具体的なメリットが不明確であることが、BIとアナリティクス市場の伸びの鈍さの一因となっています。 予算責任者が適切なツールを適切なビジネスケースに適用させようとしている一方で、調達サイクルは鈍化しています。この間もBIとアナリティクスは引き続きCIOにとって最優先事項であり、サービス・プロバイダーは多くの混乱の要因となっているギャップを埋めようと試みるでしょう。このギャップは、これらのサービスが「製品化」されたときに初めて完全に埋められます。このようなギャップの解消とテクノロジの成熟サイクルの一致は、2016年ごろに同時に起こると考えられます。2016年以降、ソリューションが問題の解決策となり、議論がテクノロジからビジネスへと成熟し、より多くの機能が市販され利用できるようになれば、ビッグ・データ分析は、社会が明白なデジタル時代へ進む流れを後押ししながら、私たちが行うほぼあらゆることに浸透するようになるでしょう。

その他の詳細については、ガートナーのレポート「2014年の展望:ビジネス・インテリジェンスとアナリティクスは依然としてCIOのテクノロジ最優先事項に」をご覧ください。このレポートはガートナーのWebサイト ( http://my.gartner.com/portal/server.pt?gr=vjd&showOriginalFeature=y&kwebSourceDocId=APP-14-09 ) でご覧いただけます。

BI、アナリティクス、情報管理に関するその他の詳細および分析結果については、2014年5月22〜23日に東京コンファレンスセンター・品川 (東京都港区) で開催される『ガートナー ビジネス・インテリジェンス & 情報活用 サミット 2014』で提供する予定です。ぜひお越しください。

このサミットは、特にBI、アナリティクス、情報管理の最新トレンドを分析するとともに、これらの要素がどのように関連し合っているのかを検証することで、企業・組織がアナリティクスから最大限の価値を引き出すことができるように構成されています。
『ガートナー ビジネス・インテリジェンス & 情報活用 サミット 2014』の詳細は、Webサイトhttp://gartner.jp/re/bi01/ をご覧ください。


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参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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