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ホーム2014年 プレス・リリース −ガートナー、エグゼクティブ プログラムにおける2,300人以上のCIOへの 調査結果を発表

2014年3月12日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、エグゼクティブ プログラムにおける2,300人以上のCIOへの 調査結果を発表 ―― 多くのCIOがエンタプライズITの「第三の時代」である 「デジタル化」への準備が整っていないと回答

2014年、CIOは「効率性」および「デジタル化」という2つの目標に対処しなければ ならない状況が浮き彫りに

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2014年1月14日 − ガートナー エグゼクティブ プログラムにおける世界のCIOを対象とした調査の結果、現在エンタプライズITの「第三の時代」であるデジタライゼーション (以下「デジタル化」) が始まっているものの、大多数のCIOはまだ準備が整っていないと考えていることが明らかになりました。この調査から、デジタル・リーダーシップを確立すると同時にデジタルの未来に向けたITインフラストラクチャとケイパビリティの中核部分 (コア) を刷新する必要性に迫られていると、多くのCIOが感じていることが浮き彫りになりました。本調査では、CIOの51%がデジタル化の波の速さに対応できないと不安を感じ、42%がデジタル化の未来に立ち向かうために必要な人材が足りていないと感じていると回答しています。

ガートナーのバイス プレジデント兼ガートナー フェロー、デーブ・アロン (Dave Aron) は次のように述べています。
「現在、世界では急速にデジタル化が進んでいますが、企業および官公庁・公的機関のCIOが、これまでと同様にこのようなデジタル化の流れに歩調を合わせることを支援できれば、2014年は間違いなく非常に大きな変化の年になります」

今回の調査は、世界77カ国、2,339人のCIOを対象に、2013年第4四半期に実施したものです。これらのCIOが握っているIT予算の規模は3,000億米ドルを超えています。ガートナー エグゼクティブ プログラムのレポート「『デジタル』という名の竜を飼いならせ: 2014年のCIOアジェンダ (Taming the Digital Dragon: The 2014 CIO Agenda)」は、ビジネスの優先課題およびCIOの戦略に関する最も包括的な検証レポートです。

エンタプライズITの「第一の時代」では、ITによって新しいことがまるで魔法をかけたかのように実現できるようになり、業務を自動化することでスピードとスケールを飛躍的に高め、これまでビジネス・リーダーが手にしたことのなかった経営情報を提供できるようになりました。エンタプライズITの「第二の時代」であるこの10年間は、いわゆるエンタプライズITの「工業化」の時代で、エンタプライズITの信頼性、予測性、オープン性、透明性が高められました。このような「第二の時代」は必然であり力強いものである一方、予算の縮小とリスク回避の姿勢によってイノベーションの余地はわずかに残されるのみとなってしまいました。

エンタプライズITの「第三の時代」へ突入しつつある現在、「力の結節 (Nexus of Forces)」*や「モノのインターネット」といった技術的、社会的トレンドによってあらゆる状況が変化しようとしています。これはテクノロジの活用によるビジネスのスピードアップ、コストの削減、拡張性の向上だけでなく、情報とテクノロジを生かしたビジネスの根本的な変化につながり、競争基盤の変革と、場合によっては新たな産業の創出にもつながります。
*「クラウド」「モバイル」「インフォメーション」「ソーシャル」という4つのテクノロジの強固な結び付きのことを指す。

前出のデーブ・アロンは、「ビジネスの効率化と成長という恒常的なニーズに応えながら『デジタル化』というまったく新しいパラダイムへとシフトする ―― 2014年はこれら2つの目標を追う年になるでしょう。どちらか1つの目標のみに注力するという選択肢はありません」と述べています。

ガートナー エグゼクティブ プログラムのバイス プレジデント兼エグゼクティブ・パートナー、グラハム・ウォーラー (Graham Waller) は次のように述べています。
「例えば、社内の同僚を (IT部門の) 顧客として扱うといったようなエンタプライズITの第二の時代に習得した行動規範は、デジタル化の活用を妨げる恐れがあります。2014年、CIOは第二の時代と第三の時代の橋渡しをするという課題に直面し、デジタル・リーダーシップを確立するとともに後述の『2つの流儀』を習得しながら、デジタル化の未来のためにITインフラストラクチャとケイパビリティの『コア』を刷新しなければなりません」

「CIOはこれまで長年にわたり対処してきたすべての課題に加え、押し寄せるデジタル化の機会と脅威に直面しています。デジタル化は戦略、リーダーシップ、構造、人材、財務など、これまでのすべての仕組みをゼロから見直すことをCIOに迫っています。いま世界中のあらゆる地域、あらゆる産業が『デジタル化による破壊』に見舞われています。これはCIOにとって夢を実現する機会でもありますが、同時に、自己のキャリアとリーダーシップの在り方を根本から変えなくてはならなくなるでしょう」(デーブ・アロン)

ほとんどの企業ではITのリーダーシップ、戦略、ガバナンスが確立されていますが、デジタル・リーダーシップは空白状態となっています。新しいデジタル化の機会を生かすとともにコアとなるITサービスのデジタル化に向けた準備を整えるためには、デジタル化に対する明確なリーダーシップ、戦略、ガバナンスが不可欠です。また、すべてのビジネス・エグゼクティブにはデジタルに精通していることが求められます。実際、2014年のCIO Agenda Survey調査では、CEO (最高経営責任者) のデジタルへの精通度が、ITとビジネスの両方のパフォーマンスを引き出す最善の指標の1つであることが示されています。

「ITへの支出、ポートフォリオのバランス、テクノロジの選定、有能なIT人材の調達、ソーシング・オプション、リーダーシップ、構造、ガバナンス ―― これらのすべてが、ビジネスで勝利を収めることを目的として行われなければなりません。しかし成長しなければならない一方で、ITの予算は重圧の下にあります。今回の調査において、CIOは2014年のIT予算が基本的に現状維持で推移することを期待しており、実際の成長率は平均0.2%増となっています。このようなIT予算の増加率の低さは、ITシステムおよびサービスのコア (中核) の刷新と新しいテクノロジ・オプションの活用が同時に求められるCIOにとって、特に大きな課題となります」 (デーブ・アロン)

CIOの報告によれば、2014年のIT支出の4分の1はIT予算外で発生しています。ただし、これはあくまでも回答したCIOが把握している数字であり、実際にはこの数字を大幅に上回っていることも考えられます。これは、新しいデジタル化の機会が顧客とビジネス部門のエクスペリエンスにこれまで以上に深くかかわっていることの直接的な結果であり、場合によっては、現在のIT部門がデジタル化の機会に対応できる十分な俊敏性や体制を備えていないという不安が反映された結果であるといえるかもしれません。

「堅実性と迅速性、保守性と革新性、初志貫徹と臨機応変。これらの対義語は、まさにエンタプライズITの時代間の葛藤を象徴しています。エンタプライズITの第二の時代は、IT計画を堅実に立案、実行し、予測可能な範囲でビジネス部門が求める価値を創出しながら最大限のガバナンス (統制) を実現し、リスクを最小化することがすべてでした。しかし、第三の時代で創出される機会をつかみ取るためには、CIOはスピード、イノベーション、不確実性に対処できなければなりません。それには従来型のIT、すなわち『(持続的な改善を目指す) 安全で安定した』ITと、より俊敏で非線形 (ノンリニア) なITという「2つの流儀」でエンタプライズITを運営する必要があります」 (前出グラハム・ウォーラー)

このような2つの流儀の未来に向け、CIOは2014年とその後について大幅な変化を計画しています。

• 回答企業の4分の1が既にパブリック・クラウドへ多額の投資をしており、その大多数は、2020年までに自社ビジネスの半分以上がパブリック・クラウドで運営されるようになると回答しています。

• CIOの70%が今後2〜3年のうちにテクノロジ・プロバイダーおよびサービス・プロバイダーを乗り換えると回答しており、多くのCIOがより規模の小さなプロバイダーおよびスタートアップ企業と取引したいと考えています。

• 回答企業の45%が開発ポートフォリオの一部としてアジャイル手法を採用していますが、大多数の企業はこれをさらに先へ進め、緩いガバナンスと新しいデジタル・スキルセットおよび代替ソーシング・モデルを背景に、複数の専門分野のスタッフで構成されたチームを別途設置する必要があります。

「(第三の時代への) 移行に成功し、CIOとそれぞれの企業が『竜を飼いならす』ことができれば、企業は非常に大きな新しい価値を創出でき、この価値を基盤にしてCIOとIT部門は新たな役割を担い、信頼を高めることが可能になります。逆に竜を飼いならすことができなかったとき、ビジネスは失敗し、IT部門の存在意義はほぼ間違いなく失われてしまうでしょう」(デーブ・アロン)

その他の詳細については、ガートナーのレポート「『デジタル』という名の竜を飼いならせ: 2014年のCIOアジェンダ」(Taming the Digital Dragon: The 2014 CIO Agenda) をご覧ください。このレポートはガートナーのWebサイト (http://www.gartner.com/explore/exp-reports/research/2643926) でご覧いただけます。

<ガートナー エグゼクティブ プログラム (EXP) の概要>
ガートナー エグゼクティブ プログラム (EXP) は、全世界で約4,000人のメンバーを持つ、世界最大級のCIO向け会員組織です。日本国内においても、本プログラムに対するCIO/IT部門長の方々のニーズが高まっていることから急速に事業を拡大しつつあり、メンバー数も急増しております。
ガートナーEXPは、CIO/IT部門長の生産性と専門能力を強化するための支援プログラムです。EXPメンバーは、専任のプログラム・ディレクターから、ガートナーが有するIT戦略/IT経営にかかわる最先端専門知識を入手し、メンバー個別の状況に応じた適切かつ的確な具体的課題解決のためのアドバイスを受けることができます。また、同様の課題を持つ国内のメンバーや全世界のメンバーとの情報交換を通じて、課題解決の一助としていただいています。

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参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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