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ホーム2013年 プレス・リリース −タレント・マネジメントは「過度な期待」のピーク期 ガートナー、「日本におけるERPのハイプ・サイクル」を発表

2013年2月7日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

タレント・マネジメントは「過度な期待」のピーク期
ガートナー、「日本におけるERPのハイプ・サイクル」を発表
『ガートナー エンタプライズ・アプリケーション&アーキテクチャ サミット 2013』
(2月28日〜3月1日 東京・品川) において知見を提供

ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都港区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、「日本におけるERPのハイプ・サイクル:2012年」を発表し、日本のERP関連市場に大きな影響を及ぼすと考えられる主要なテクノロジと関連キーワードを選定するとともに、日本国内における重要トレンドを示しました (図1参照)。

ガートナーのハイプ・サイクルは1,900を超えるテクノロジをリサーチ・テーマに基づきグループ化し、その成熟度、企業にもたらすメリット、今後の方向性に関する分析情報を、企業の戦略/プランニング担当者に提供するものです。1995年以来、ガートナーは新しいテクノロジおよび革新的テクノロジに伴う大きな期待、幻滅、最終的な安定という共通のパターンを明示する手段として、ハイプ・サイクルを活用しています。ハイプ・サイクルは年に1回更新され、このサイクルに沿ってテクノロジを追跡するとともに、企業・組織がいつどこにこれらのテクノロジを導入すれば最大の効果と価値を手にできるのかについて、指針となる情報を提供します。

ガートナーでは、ERPを「企業における生産、財務、人事といったバックオフィス業務プロセスを自動化/支援するためのアプリケーション・スイートに焦点を当てたアプリケーション戦略」と定義しています。また、市場での一般的な用法にかんがみ、ERPの定義を具現化するパッケージ製品 (ERPパッケージ) をERPと呼称しています。

2008年より作成している「日本におけるERPのハイプ・サイクル」では、ERPの活用を検討する日本企業が考慮すべきテクノロジを幅広く示しています。一般的には成熟しているとみられているERP関連市場でも、革新的なテクノロジやコンセプトが登場し、進化を続けています。また、近年、クラウド、モバイル、ソーシャル、インフォメーションという、4つの力の結節 (Nexus of Forces) がかつてないほど強まっており、ERPの在り方に大きな影響をもたらしつつあります。

ガートナー ジャパンのリサーチ ディレクターである本好 宏次は、次のように述べています。「クラウド、モバイル、ソーシャル、インフォメーションという『4つの力』の結び付きが、ERPのアーキテクチャや、エンドユーザーによる使い方に大きな変革を迫っています。本ハイプ・サイクルで、高いビジネス貢献をもたらすと見込まれているテクノロジやコンセプトの中にも、これらの力を取り込んでいるものが多く、ERPユーザーは最新の動向を注視する必要があります。

ハイプ・サイクルの「過度な期待」のピーク期にあるものの中でも、『タレント・マネジメント・スイート』『従業員パフォーマンス評価』『人事管理システム (SaaS)』といった人材管理・活用を主眼としたソリューションが、近年クラウドをベースに発展しつつあり、2012年にはSAP、Oracle、IBMといったメガベンダーが関連ベンダーの大型買収を進めたこともあって、高い関心を集めました。

これらのクラウド・ベンダーは、スマートフォンやタブレットなど各種モバイル・デバイスからの利用や、ソーシャル的なユーザー・エクスペリエンスの実装、パフォーマンス管理および要員計画/分析モジュールにおけるビジネス・インテリジェンス (BI)/アナリティクス機能の提供についても積極的であり、『4つの力』を結び付けて、製品として具体化し、エンドユーザーを引き付けることに関して、先端事例を提示しているといえるでしょう」



以下、「4つの力」にかかわりが深いものを中心に、ERPに関連する重要テクノロジのハイプ・サイクル上のポジションについて説明します。  

タレント・マネジメント・スイート
タレント・マネジメント・スイートを構成する個々のアプリケーションには、タレント・マネジメント・スイートよりも成熟しているものもあります。これまでに市場ではタレント・マネジメント・スイートをめぐる多くの合併/買収が行われており、ユーザー企業は人事管理システム (HRMS) を拡大するために、ニッチ・ソリューションやミニスイート (2〜3個のモジュールによるスイート) を購入してきました。2012年にはSAPとOracleが専業ベンダーを買収しており、こうした合従連衡は今後も続く見込みです。今後は、タレント・マネジメント・スイートというカテゴリ自体が変容し、これまで以上に大規模なスイートを購入する企業と、個別のニッチ・ソリューションを導入する企業に分かれていくでしょう。

ポストPC ERP
スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器とモバイル・エンタプライズ・アプリケーション・プラットフォームの発展を前提としたポストPC ERPは、事例はまだ少ないものの、ERPの操作性を改善し、主要パフォーマンス指標をはじめとするデータへのリアルタイムな参照と活用を促進するものとして、生産やフィールド・サービスといった現場支援、マネージャーの意思決定支援、各種申請承認など具体的な利用シナリオが見えつつあります。

人的資本管理におけるソーシャル・ソフトウェア適用
「4つの力」の中でもソーシャルについては、ベンダーとユーザーの双方の取り組みや期待が他の3つと比べて遅れている感は否めないものの、クラウドと相まって人材管理・活用を行うためのアプリケーションでは、例えばFacebookやYouTubeの企業版とでも呼ぶべき意欲的な機能 (アクティビティ・ストリームを盛り込んだポータル機能や、動画投稿サイト風のラーニング機能など) がベンダーによって開発されており、海外事例に触発されたユーザー企業からの問い合わせが寄せられるようになっています。

組み込みアナリティクス
ERPにおけるインフォメーションの適時・適切な活用を促すものとして期待される組み込みアナリティクスは、定義に若干の揺れが見られるものの、日系ERPベンダーも含め、ベンダー・コミュニティでは認知度が高まっており、ベンダー間の協業や買収を通じて獲得したBI機能をERPと組み合わせた提案が活発化しつつあります。

タレント・マネジメントを筆頭に、これらのテクノロジは、テクノロジの黎明期から「過度な期待」のピーク期に至っており、必ず幻滅期を迎えることになります。上述した「4つの力」の結び付きと、ハイプ・サイクルの分析から導き出されるERPユーザーへの提言は以下のとおりです。

提言1:クラウド、モバイル、ソーシャル、インフォメーションの力の1つ1つを個別に捉えて取り込むのではなく、タレント・マネジメントで具現化されているように、2つ以上の力を意識的に組み合わせ、統合し、活用していく。
提言2:「過度な期待」のピーク期にあるからといって飛びつくのではなく、また、幻滅期にあるからといって見過ごすのではなく、市場における注目度の乱高下の裏で静かに進展するテクノロジの進歩、成熟度の向上、企業事例の蓄積などを冷静に見極め、最適なタイミングで、必要なものを取り込み、ビジネスに生かしていく。

その他の詳細については、ガートナー・レポート「日本におけるERPのハイプ・サイクル:2012年」に記載されています。このレポートは、以下のWebサイトのサービスをご契約いただいているお客様に提供されています。 http://www.gartner.co.jp/research/jcor/

なお、ガートナーでは、来る2月28日〜3月1日、『ガートナー エンタプライズ・アプリケーション&アーキテクチャ サミット 2013』を開催します。クラウド、モバイル、ソーシャル、インフォメーションの4つの力の結節 (Nexus of Forces) がもたらす、アプリケーションおよびアプリケーション基盤の在り方に加え、グローバル競争に備えるために、日本企業が抱える課題を整理するとともに、IT部門が取るべき戦略と施策について提言します。本サミットの詳細については、下記のWebサイトをご覧ください。 http://www.gartner.co.jp/event/aa

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