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ホーム2013年 プレス・リリース − ガートナー速報 2012年の半導体市場でSamsungがAppleを超え世界最大の顧客に

2013年1月24日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー速報
2012年の半導体市場でSamsungがAppleを超え世界最大の顧客に
SamsungとAppleの2社で半導体総需要の15%を占めたと発表

東京発 − 2013年1月23日 −Samsung Electronics (Samsung) とAppleは共に2012年の半導体の需要 (注:設計レベルでの需要:デザインTAM [Total Available Market]) を牽引しましたが、SamsungがAppleを超えて、半導体ベンダーにとって世界最大の顧客になりました。2012年を通じて半導体市場全体が3%のマイナス成長となっている中で、SamsungとAppleの2社は2011年に比べて15%プラス、79億ドルの半導体需要増となり、合計453億ドルもの半導体を消費しました。

2012年の上位10社は1,064億ドルの半導体を消費し、世界の半導体売上合計である2,976億ドルのうち36%を占めました。上位10社のうち、スマートフォン市場で劣勢に立っているNokiaが最も半導体の消費を減らしました。ガートナーの主席アナリスト、山地 正恒は、次のように述べています。

「SamsungとAppleの2社がますます強い存在となっている一方で、他の主要な電子機器製造企業は厳しい状況にあり、半導体需要の上位10社のうち6社が2011年に比べ消費を減らしました」

また「厳しい経済環境に加え、消費者の求める製品が劇的に変化したことが、2012年の半導体需要の減少に拍車を掛けました。PC市場は依然として半導体ベンダーにとって最大の市場セグメントです。しかし消費者の興味はスマートフォンやメディア・タブレットに移り、2012年はデスクトップPC、モバイルPC共にあまり売れませんでした。こうした変化が半導体需要の減少に大きな影響を及ぼしました。なぜなら、1台のスマートフォンやメディア・タブレットが消費する半導体の量と、パソコン1台のそれとは大きな開きがあるからです」と山地は述べています。

「たとえスマートフォンやメディア・タブレットといった新たなコンピューティング・デバイス市場が大きく成長しても、PC市場の需要減を埋め切れるほどには至っていません。しかし一方で、データセンターや通信インフラ市場は、今後も半導体需要を継続的に押し上げてくれるでしょう。昨今の新しいコンピューティング・デバイスにおける限られた演算処理能力とストレージ領域は、クラウド・コンピューティングと軽量なソフトウェアによって補完される関係にあるからです」

「スマートフォンやメディア・タブレット市場におけるベンダー間の価格競争は、2012年を通じて非常に厳しいものとなりました。ハードウェアにおける差別化はますます難しくなっています。ハードウェアのイノベーションは、競争相手によって瞬く間に模倣されます。なぜなら、半導体ベンダーが市販のシステム・オン・チップ、ソフトウェア、リファレンス・デザインなどを提供することで、革新的なマーケット・リーダーを追うマーケット・フォロワーを支援するからです。半導体ベンダーが成長を続けるためには、電子機器市場におけるイノベーションを常に注視し、マーケット・フォロワーの支援をしなければいけません」と山地は述べています。



TAMに関する注釈

ガートナーでは、2010年より半導体ベンダーにとっての顧客である電子機器メーカーの半導体購入量を示す指標に、設計段階における購入量を示すデザインTAMを採用してきました。電子機器のブランド別市場シェアが必ずしも半導体購入量 (購買TAM) と相関関係を持たなくなっている現在においては、設計段階でのTAM、つまりデザインTAMによる指標化が、より正しく市場の状況を反映するとガートナーは考えています。半導体ベンダーはデザインTAMによって、製品プロモーションのための営業リソースを適切に配分することが可能となります。

その他の情報については、ガートナー発行のレポート「Market Insight: Semiconductor Demand From OEMs, ODMs and EMS Companies, Worldwide, 2012 (Preliminary)」をご参照ください。このレポートには、業界の相対的な実績に基づいた世界の上位10社の半導体需要ランキング速報に関して、デザインTAMおよび購買TAMという異なる視点からの分析が記載されています。このレポートはガートナーのWebサイトからご覧いただけます。
http://www.gartner.com/resId=2300515

このレポートはガートナーの世界半導体 (Semiconductors Worldwide) グループが作成しています。本グループは、メモリ、マイクロコンポーネント、ロジック、ASIC、アナログ、ディスクリート、RF (Radio Frequency)、光関連の各セグメントを含む業界の全体像を提供し、製品、サプライヤー、新興企業、各種技術、地域別消費動向、アプリケーション、新技術などすべてを幅広く網羅しています。半導体に関するその他のリサーチについては、ガートナーのWebサイトから詳細をご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/products/research/dataquest_cluster.jsp

 

参考資料
【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。 本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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