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ホーム2012年 プレス・リリース − ガートナー、Windows 8はMicrosoftにとってモバイル・デバイス領域への 大きな挑戦であるとの見解を発表

2012年10月4日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、Windows 8はMicrosoftにとってモバイル・デバイス領域への
大きな挑戦であるとの見解を発表

『Gartner Symposium/ITxpo』(東京・台場、10月3〜5日) において、アナリストがWindows 8の未来について見解を発表

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2012年9月24日 − ガートナーは、WindowsとOfficeというMicrosoftにとって売り上げと収益の大部分を占めている2つの主力製品において、同社が今後数カ月で大きな賭けに出るとの見解を示しました。最先端のユーザー・エクスペリエンスを提供するモバイル・デバイスが標準となりつつある現在、Microsoftにとってこれは避けて通ることができないリスクとなります。

ガートナーのバイス プレジデント兼最上級アナリストのマイケル・シルヴァー (Michael Silver) は次のように述べています。「PCがメッセージング、インターネット・アクセス、ゲーム、オフィス・ツールなど、すべてを1台で提供する中心的な存在であった頃、WindowsはMicrosoftにとってビジネスの中心となる存在でした。しかし、iPhoneとiPadを筆頭にスマートフォンやタブレットが登場したことで、業務環境は大きく変化し、PCはさまざまなデバイスのうちの1つとなりました。現在、PCは他のデバイスと併用されるようになってきています」

Microsoftは、Windows 8においてタブレット・インタフェースを採用することで、関心の高いタブレット市場へ参入しようとしています。

「Microsoftのアプローチは、AppleやGoogleとは大きく異なっています。つまり、スマートフォンとタブレットの共通化よりも、PCとタブレットに対してより多くの共通性を提供するというアプローチを取っています。これにより、MicrosoftはPCにおける強みを生かし、まずはタブレット市場へ参入するとともに、スマートフォン市場でのシェアも高めようとしています」(マイケル・シルヴァー)

ガートナーのリサーチ・バイス プレジデント、スティーヴ・クレインハンス (Steve Kleynhans) は次のように述べています。「Windows 8は、新しいOSとしてのインパクトが小さい、あるいは大きいというような通常のリリースではありません。Windows 8はMicrosoftにとって、RTという新しい時代への幕開けとなる存在です (1993年に始まり現在フェードアウトしつつあるNTの時代に続く)。これまでMicrosoftの1つの世代が約20年続いていることから考えると、Windows 8の基盤となっている技術も今後長期にわたり継続されることになるでしょう」

Microsoftにとって、Windowsを大幅に変更することはリスクとなります。なぜなら、企業や組織は、テクノロジ・リスクを避けるため、成熟し、安定しており、確かなサポートが受けられる製品を導入したいと考えるからです。例えばWindows Vistaは法人分野で大きな成功を収めることがありませんでした (ガートナーの概算では、ガートナーの顧客企業においてVistaが稼働していたPCは最盛期でも8%にすぎません)。このような低い導入率の結果としてサードパーティが早々にVistaのサポートを打ち切り始めていることが、その寿命を縮めることにつながっています。Windows 8も同じ運命をたどるのかどうかが、ITリーダーの最も気に掛かっている部分です。

また、新しい「Metroスタイル」のユーザー・インタフェース (UI) で、タッチ用の大きなボタンを配し、従来のWindowsデスクトップを起動できる機能とWindowsスタート・メニューをなくしたことは、Windows 8における変更点の中で恐らく最も議論の的となる部分でしょう。 UIの変更の結果として、Windows 8はPCだけでなく、タブレット、ハイブリッド、コンバーチブルを含む新しいフォーム・ファクタに適していると思えるOSとなっていますが、既存のPC市場の大多数を占める従来型のデスクトップとノートブックの環境に適しているかどうかを疑問視するユーザーもいます。

ガートナーは、Windows 8がタブレット市場で成功すれば、法人分野に多くの影響を与えると考えています。今後もさまざまなフォーム・ファクタのデバイスが登場し、ユーザーのニーズや趣向もそれぞれ大きく異なっていきます。引き続きiPadや従来型のノートブックを使いたいと考えるユーザーもいれば、別の新しいデバイスを使いたいと考えるユーザーもいるでしょう。コンシューマライゼーションによってユーザーの力が高まってきている一方で、IT部門が自社環境内で一定の製品の使用を義務付けたり、逆に使用を禁じたりする力は弱まってきています。このため、IT部門が過去20年間行ってきたプロセスに従ってPCの購買とサポートを行うことは難しくなり、BYOD (個人所有デバイスの業務利用) プログラムの普及につながってきています。また、企業はWindows 8およびMetro用のアプリケーションを構築するのか、iOSアプリケーションを構築するのか、またはより中立的なアプリケーションを構築するのかを明らかにする必要があります。

多くの企業と組織にとって、ITの年間予算の大きな割合を占めるMicrosoftのライセンシングも重要な問題です。企業は、WindowsのSoftware Assurance (SA) を購入するのか、またはEnterprise Agreement (EA) を結ぶのかを判断し、Windows 8 SKU ラインナップの変更点とSA のメリットを比較検討して、改めて評価する必要があります。

「現在Windows 8はリリース前の最終版 (RTM) であり、正式なリリースは10月の予定ですが、ほとんどの企業は今もWindows XPからWindows 7への移行を進めているのが現実です。どの企業も、このままWindows 7を使い続けるのか、もしくはWindows 8を導入するのかを判断する必要があります」(マイケル・シルヴァー)

その他の詳細は、ガートナー・スペシャル・レポート『Is Windows 8 in Your Future?』をご参照ください。このレポートでは、Windows 8に関する最新のリサーチ、タブレット式のインタフェース、Microsoftの主力OSであるWindowsの新時代についての見解が述べられています。 このレポートは、以下のWebサイトよりガートナーの顧客に提供されています。
http://www.gartner.com/technology/research/microsoft/windows-8.jsp

10月3〜5日に東京・台場で開催されている『Gartner Symposium/ITxpo 2012』において、ガートナーのMicrosoft関連のリード・アナリストであるデイヴィッド・カーリー (David Cearley) が本日、4日の13時より、本内容を含む関連のメディア・セッション (「Microsoftにとっての脅威と機会:ガートナーが提唱する “Nexus of Forces” が大手ベンダーに与えるインパクト」) を開きます。

『Gartner Symposium/ITxpo』について
『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOおよびIT上級役員が一堂に会する、世界で最も重要なシンポジウムです。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提示するとともに、主要なテクノロジ・ベンダー各社の最新ソリューションに触れることができる場を提供いたします。『Gartner Symposium/ITxpo』は、参加各社が年間計画を策定する上で重要な役割を果たしています。各社のIT担当役員は、ビジネス上の課題に対応し業務効率を高めるためにITをどのように活用すべきか、『Gartner Symposium/ITxpo』が提供する知見に高い信頼を寄せています。

『Gartner Symposium/ITxpo 2012』に関する詳細は、以下でご覧いただけます。
10月3〜5日 東京 (日本) : www.gartner.co.jp/symposium

 

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