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ホーム2011年 プレス・リリース − ガートナー、「ビッグ・データ」の問題解決にはデータ量の管理だけでは 不十分との見解を発表

平成23年7月6日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、「ビッグ・データ」の問題解決にはデータ量の管理だけでは
不十分との見解を発表
パターン・ベース・ストラテジを活用して、ビッグ・データから価値を引き出すには

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2011年6月27日 − ガートナーは、ビッグ・データ (企業環境に存在する膨大なデータ) に関する課題として、多くのITリーダーが膨大な情報量という側面のみに着目し、情報管理で必要とされる他の多くの部分に目を向けないことで、さまざまな問題の解決が先送りされていることを指摘しました。

「ビッグ・データ」とは、今後ますますデータが豊富になっていく環境における情報量の飛躍的な増加、可用性、利用環境を表すために広く使われている言葉ですが、(ストレージから分析のための変換/伝送まで、あらゆる局面において) 情報量の問題に極めて大きな焦点が当てられています。またビッグ・データでは、当面の課題に大きな重点が置かれていることが近視眼的な判断につながる場合もあり、変化するビジネス・ニーズに合わせてITリーダーが環境を拡張し、適応させていく上で、企業の情報アーキテクチャの障害となることがあります。

データへの適切なアクセス環境の提供とデータ品質の維持管理の両方について制御が困難になってきたとき、情報管理者はデータの量のみを重視しがちです。しかし、焦点を絞り込み過ぎると、ビッグ・データの他の局面への対応に2〜3年を要する大規模な再投資が必要になる恐れがあると、ガートナーのアナリストは警告しています。

ガートナーのリサーチ担当バイス・プレジデント、マーク・ベイヤー (Mark Beyer) は次のように述べています。
「情報管理に関する今日の取り組みやテクノロジは、ビッグ・データに関するすべての動きに対応できるところまで追い付いていないのが現状です。情報管理者は、情報管理のあらゆる局面に対処するプランを立てて、データへのアプローチを根本から考え直さなければなりません。ビッグ・データと呼ばれる、さまざまな情報源へのアクセスに対する企業ニーズの高まりは、情報管理者にとって、企業が情報を利用する環境を変革する機会でもあります。ただし、そのためにITリーダーは、ITユーザーであるビジネス部門と、ビッグ・データの利用における課題について意思の疎通を図りながら、一定レベルの管理統制力と調整力を維持する必要があります。意思疎通が不十分な場合、ビッグ・データの利用は大きな問題となり、コンプライアンスに関するリスクやコストの増加、連携されていない孤立した情報環境のさらなる増加につながります」

全世界の情報量は、年間で最低でも59%という高率で増加しています。ビッグ・データの管理において情報量は大きな課題の1つですが、企業およびITリーダーは情報の量、多様性、速度にも焦点を合わせる必要があります。

量:企業が使用しているシステムでのデータ量の増加は、トランザクションの件数および従来型の他のデータ・タイプ、また新しいタイプのデータなどが原因となっています。データ量が多過ぎるということは、ストレージの問題であると同時に、分析においても大きな問題となります。

多様性:ITリーダーは常に、大量のトランザクション情報を解釈し判断に生かすという課題と向き合っていますが、現在は主にソーシャル・メディアとモバイルに由来する分析すべき情報のタイプが増加しています。これには、表形式データ (データベース)、階層型データ、ドキュメント、電子メール、メータリング・データ (センサなどから得られる測定データ)、動画、静止画、オーディオ、株価データ、会計トランザクションをはじめとする数多くのタイプが含まれます。

速度:データのストリーム、構造化されたレコード生成、アクセスおよび配布における可用性などが関係しています。速度には、データが生成されるスピードと、これらのデータをニーズに合わせて処理するスピードの両方の意味合いがあります。

ビッグ・データは大きな課題ですが、ガートナーのアナリストは、ビッグ・データを活用するとともにそのパターンを明らかにすることで、ビジネスにおいて質の高い意思決定に役立てることこそが本当の課題であるとしています。

ガートナーのバイス・プレジデント兼最上級アナリストのイヴォンヌ・ジェノヴェーゼ (Yvonne Genovese) は次のように述べています。 「テキスト、ソーシャル、コンテキストなど新しい形のデータを使って、いわゆるパターン・ベース・ストラテジでビジネスの意思決定を支援するパターンを明らかにしようとしている企業にとって、膨大なデータを管理する能力はコア・コンピタンスの1つです。変革を推進するパターン・ベース・ストラテジでは、パターンを明らかにしていくプロセスのあらゆる局面を有効活用します。これが新しいビジネス・ソリューションをモデリングする基盤となり、企業は変化に適応することが可能になります。この「パターンの発見 − モデリング − 適応」のサイクルは、例えばソーシャル・コンピューティング分析やコンテキスト・アウェア・コンピューティング・エンジンなどのさまざまな媒体を使って補完していくことができます。

その他の詳細は、ガートナーのスペシャル・レポート「Pattern-Based Strategy: Getting Value from Big Data」をご覧ください。このスペシャル・レポートには、ビッグ・データの管理について主要な課題を分析した多くのレポートへのリンクが用意されているとともに、前出のイヴォンヌ・ジェノヴェーゼのコメント動画およびビッグ・データについての説明と、ITリーダーがすぐに行動を起こすべき理由についてのインタビューも含まれています。このスペシャル・レポートはガートナーのWebサイトからご覧いただけます。
http://www.gartner.com/patternbasedstrategy/

なお、ガートナーでは、来る7月20日、『ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット 2011』を開催し、情報爆発時代の最適な情報分析活動やコラボレーションの在り方、また、それに対応した最新のテクノロジについて、提言いたします。本リリースに関連する「情報活用トレンド2011:ビッグ・データへの挑戦」と題したセッションでは、ビッグ・データを活用するためのテクノロジに関する利用指針をご提供いたします。本サミットの詳細は、下記のWebサイトをご覧ください。
http://www.gartner.co.jp/event/bi/

参考資料
【海外発プレスリリース】
本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。
本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/section.jsp

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