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ホーム2011年 プレス・リリース − 2010年の電子機器製造業者(OEM/ODM)上位10社による半導体需要は1,043億ドル

2011年1月24日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー速報
2010年の電子機器製造業者(OEM/ODM)
上位10社による半導体需要は1,043億ドル

世界の主要ブランド企業が全半導体需要の3分の1を占めたと発表

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2011年1月20日 −ガートナーの推定によれば、世界の主要な電子機器ブランド企業の上位10社は、2010年のデザインTAM (Total Available Market) ベースで1,043億ドル、半導体総売上の3分の1を超える需要を支え、半導体業界にとって中心的なポジションを維持しました。これは前年比でおよそ263億ドル、33.7%もの増加になります。

2009年の上位10社のうち、8社が2010年の上位10社に残りました。この上位10社には、米州、アジア・パシフィック、日本の企業がそれぞれ3社、欧州から1社がランクインしました。

2010年の成長を主に牽引したのは、モバイルPC、スマートフォン、そして液晶テレビでした。HP、Apple、Dell、およびLenovoといったPCベンダーは、モバイルPCへの旺盛な需要を背景に半導体需要を伸ばしました。Samsung Electronicsはスマートフォン市場の急成長にうまく乗じることができましたが、Nokiaは苦戦しました。Samsung Electronics、ソニー、東芝、およびパナソニックは薄型テレビ市場の成長に支えられ、半導体需要を伸ばしました。AppleはIT市場、そして電子機器産業の新たな競争環境をリードしました。Appleは新たなタイプの垂直統合型企業として、PC、スマートフォン、ポータブル・メディア・プレーヤ、メディア・タブレットといった機器を通じて、ハードウェア、ソフトウェア、サービスをすべて自社開発で提供してきましたが、ハードウェアの製造はEMS (Electronics Manufacturing Service) 企業にアウトソースしています。将来の成長に向けてAppleはIP STB (セットトップ・ボックス) の領域にも投資を行っています。Googleも自らのプラットフォームをテレビ市場に拡大しようとしており、テレビのサービス・プラットフォームが次代の主要な競争領域になるとガートナーでは予測しています。

ガートナーのシニア・リサーチ・アナリスト、山地 正恒は、次のように述べています。「半導体ベンダー各社は、ターゲット市場における競争環境の変化を注視しなければなりません。現在のマーケット・リーダーの要望に耳を傾けるだけでなく、独自の指標で行動できる専門の営業チームを準備し、新規参入企業の動向を観察し、次代のマーケット・リーダーを探し出す必要があります」

「一方で、購買TAMベースで見ると、上位10社のうち4社は、いわゆる受託製造業者です。その4社とはHon Hai、Flextronics、Quanta、Compalです」「ブランド企業各社がODM (Original Design Manufacturing) 企業やEMS企業への製造委託を増やしているため、製造受託企業による半導体の実購買量も年々増加しています」

「購買TAMから判断すれば、アジア・パシフィック地域、とりわけ中国があらゆるデバイス領域、アプリケーション領域において最大のビジネス機会を提供しています。それゆえ、ほとんどの半導体ベンダー、特に汎用品ベンダーにとっては、アジア・パシフィックにおける強力な販売網の構築を抜きにしてデザインイン活動の成果を満足に享受することは難しくなっています」
「半導体ベンダーは企業ごとのデザインTAM、購買TAMのみに注意を払うのではなく、地域ごとのデザインTAM、購買TAMにも注意を払う必要があります。このことが、営業リソースの不適切な配分を避ける上で大変重要であるといえます。半導体ベンダーは、米国での製品プロモーションと同時に、中国での強力な販売網構築を考えねばなりません」と山地は述べています。

表1 世界の電子機器メーカーの半導体需要 (デザインTAMベース) (単位:百万ドル)

chart

(TAM = Total Available Market
(為替レート:2009年 1ドル=93.60円、2010年 1ドル=87.75円)
注1:Nokia、ソニーはそれぞれNokia Siemens Networks、Sony Ericssonの半導体需要を含んでいない。
注2:三洋電機の半導体需要は2010年からパナソニックに合算している。

出典:ガートナー (2011年1月、速報値)

TAMに関する注釈
ガートナーでは、2010年より半導体ベンダーにとっての顧客である電子機器メーカーの半導体購入量を示す指標に、設計段階における購入量を示すデザインTAMを採用してきました。電子機器のブランド別市場シェアが必ずしも半導体購入量と相関関係を持たなくなっている現在においては、設計段階でのTAM、つまりデザインTAMによる指標化が、より正しく市場の状況を反映するとガートナーは考えています。半導体ベンダーはデザインTAMによって、製品プロモーションのための営業リソースを適切に配分することが可能となります。

ガートナーは2011年よりデザインTAMに加え、購買TAMによる分析も開始しました。購買TAMとは、ある電子機器メーカー、あるいは地域において、半導体がどれくらい購入されたかを示す指標です。半導体ベンダーは購買TAMによって、製品の流通網を適切に準備することが可能となります。

その他の情報については、ガートナー発行のレポート「Market Share Analysis: Top OEM/ODM/EMS Semiconductor Demand, Worldwide, 2010 (Preliminary)」をご参照ください。このレポートには、業界の相対的な実績に基づいた世界の上位10社の半導体需要ランキング速報と、主要4地域のトレンドに関する、デザインTAMおよび購買TAMという異なる視点からの分析が記載されています。このレポートはガートナーのWebサイトからご覧いただけます。
http://na1.www.gartner.com/DisplayDocument?id=1517414&ref=g_sitelink

このレポートはガートナーの世界半導体 (Semiconductors Worldwide) グループが作成しています。本グループは、メモリ、マイクロコンポーネント、ロジック、ASIC、アナログ、ディスクリート、RF (Radio Frequency)、光関連の各セグメントを含む業界の全体像を提供し、製品、サプライヤー、新興企業、各種技術、地域別消費動向、アプリケーション、新技術などすべてを幅広く網羅しています。半導体に関するその他のリサーチについては、ガートナーのWebサイトから詳細をご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/products/research/dataquest_cluster.jsp

 

参考資料
【海外発プレスリリース】
本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。
本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/section.jsp

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