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ホーム2010年 プレス・リリース − 2009年の電子機器製造業者 (OEM/ODM) 上位10社による半導体需要は773億ドル

2010年2月3日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー速報
2009年の電子機器製造業者 (OEM/ODM)
上位10社による半導体需要は773億ドル

世界の主要ブランド企業が全半導体需要の3分の1を占めたと発表

東京発 − 2010年1月21日 −ガートナーの推定によれば、世界の主要な電子機器製造業者の上位10社が773億ドルもの半導体需要を支え、半導体業界にとって中心的な位置を占めました。ガートナーのシニア・リサーチ・アナリスト、山地 正恒は、次のように述べています。「電子機器産業のサプライチェーンは複雑化し、ODM (受託設計製造企業) の重要性は高まり続けています。しかし半導体需要の上位10社はすべてOEM (ブランド企業) であり、これら有力OEMが、半導体需要全体の3分の1を占めています。半導体需要は2008年に続き2009年も依然として世界の主要なOEMによって支えられています」

「半導体デバイス・ベンダーにとって、2009年のHPはデバイスを最も多く消費する最大の顧客でした。デスクトップ、モバイル、あるいはミニノートブックといった市場セグメントにかかわらず、HPはPC市場におけるシェアを伸ばしました。2009年のサーバやストレージ市場全体は非常に厳しい状況にありましたが、HPはプリンタやサーバ、ストレージといった市場でも存在感を示しました。Samsungの2009年における半導体需要は世界第2位でした。Samsungは垂直統合型メーカーとしては世界で最も成功している企業といえるでしょう。一方Nokiaは全世界、特に米州の携帯電話端末市場におけるシェアを失い、半導体需要は世界トップから第3位に後退しました」

「上位10社のうちAppleとAcerだけが2008年から半導体需要総額を伸ばしました。ハードウェア志向からサービス志向へと市場トレンドが移行していることを背景に、Appleは業績を伸ばし、半導体デバイス・ベンダーにとっては、PC市場、携帯電話市場、そして民生機器市場のいずれにおいても、成長性という点で最も魅力的な顧客の1社となっています」

「AcerはミニノートブックPC市場における躍進のみならず、デスクトップPCやモバイルPCといった既存市場においてもシェアを拡大し、半導体の需要も大きく伸びました。ガートナーではPCの需要が『高性能』から『携帯性』や『低価格』といった方向に移行していると考えており、こうしたトレンドがAcerの2009年における成長を後押ししたとみています。結果としてAcerは半導体需要を伸ばし、2008年の11位から2009年は9位に躍進しました」

さらに山地は、「総じて、1年前に懸念していたほど半導体市場は落ち込みませんでした。電子機器製造業者は、2008年末に始まった景気後退に対処すべく、2009年の上半期を通して生産量や在庫の調整に努力しました。半導体需要は在庫調整が一巡した2009年の後半から徐々に回復していますが、その回復のペースは市場セグメントによって一様ではありません」と述べています。ガートナーの速報によれば、PC市場向けの半導体需要は堅調に回復しています。これは、ミニノートブックPCが新興国だけではなく先進国においても販売が好調であること、DRAMの価格が2009年後半から落ち着きを見せていること、そしてWindows 7という新しいOSがリリースされたことなどが主な理由です。しかし携帯電話端末、特にエンハンスト・フォンと呼ばれるセグメントの携帯電話端末向けの半導体需要は大きく落ち込みました。そうした中、スマートフォン向け半導体需要は大きく伸び、2008年において携帯電話端末向け半導体需要の19.8%を占めていたスマートフォン向け半導体は、2009年において28.6%までシェアを伸ばしました。

「確かにこの10年を通じてODMビジネスの重要性は高まってきましたが、主要なOEMは依然として半導体デバイス・ベンダーにとって最も重要な顧客であり続けています。半導体デバイス・ベンダーは主要な電子機器ブランド企業に対してより一層の注意を向けるべきです。そしてどの顧客が市場トレンドをとらえ、どの顧客が将来的に生き残っていくのかを見極める必要があります」と山地は訴えています。
 

 表1 世界のOEM/ODM 半導体需要ランキング・トップ10 (単位:億ドル)
  表1
 (為替レート:2008年 1ドル=103.38円、2009年 1ドル=96.07円)
 出典:ガートナー (2010年1月、速報値)
 

その他の情報はガートナー発行のレポート「Dataquest Insight: Top 10 OEM/ODM Semiconductor Demand, Worldwide, 2009 (Preliminary)」をご参照ください。このレポートには、業界の相対的な実績に基づいた世界トップ10社の半導体需要ランキング速報と、主要4地域のトレンドが記載されております。このレポートはガートナーのWebサイトからご覧いただけます。
http://www.gartner.com/resId=1283621

このレポートはガートナーの世界半導体 (Semiconductors Worldwide) グループが作成しています。本グループは、メモリ、マイクロコンポーネント、ロジック、ASIC、アナログ、ディスクリート、RF (Radio Frequency)、光関連の各セグメントを含む業界の全体像を提供し、製品、サプライヤー、新興企業、各種技術、地域別消費動向、アプリケーション、新技術などすべてを幅広く網羅しています。半導体に関するその他のリサーチについては、ガートナーのWebサイトから詳細をご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/products/research/dataquest_cluster.jsp

 

【参考資料】
本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。
本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/section.jsp

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