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SAMPLE RESEARCH

サンプル・リサーチ

海外ソーシャル・アナリティクス・ツール機能比較

アプリケーション (APP) /APP-14-11
Research Note
C. Rozwell, R. Sallam, J. Sussin
掲載日:2014年4月15日/発行日:2014年2月14日

本リサーチ分析レポートのテーマに関心をお持ちの方は、2014年5月22日(木)・23日(金)に開催する 「ガートナー ビジネス・インテリジェンス & 情報活用 サミット 2014」 のページを是非ご覧ください。(イベント終了後も開催実績としてご覧いただけます)


本リサーチノートでは、一般向けソーシャル・メディアにおけるインタラクションの分析に使用されるツール・ベンダー17社を取り上げる。本リサーチノートは、購入企業にとってソーシャル・アナリティクスの状況とベンダー固有の機能性について理解を深める一助となるものである。

要約

主要な所見

  • 本リサーチノートで取り上げたベンダーはすべて、一般向けソーシャル・メディアについて調査とレポートを行うソーシャル・アナリティクス・ツールを販売しているが、具体的なビジネス・フォーカスと分析技法は一様ではない。
  • 利用実態調査によると、ソーシャル・アナリティクスの主要な機能領域にわたって満足度はおおむね高いものの、最も広く使われている機能に対する満足度は最も低い。
  • 本リサーチノートで取り上げたベンダーの大半は、多くの場合、専用の包括的なレポート/ダッシュボード/アドホック分析能力を提供しており、代表的なビジネス・インテリジェンス (BI) ツールとの統合も提供している。
  • 本リサーチノートで取り上げたベンダーは、導き出される知見の影響力が潜在的により大きいと思われる、ソーシャル・データとその他エンタプライズ・データの両方の分析よりも、ソーシャル・データの分析のみを重視する用途をサポートしている。

推奨事項

購入企業向け:

  • 回答する必要のある質問を定義する。それは、どんなソーシャル・アナリティクスの情報を収集する必要があるのか、それをいかに利用して判断を下すのか、どのベンダーのソリューションについて配備を検討するのかを判断する際に役立つ。
  • ソーシャル・アナリティクスを、既存のBIツール、エンタプライズ・データ、プロセスのどの部分にどのように統合するのかを判断する。
  • 市場のハイプや混乱に乗じているベンダーに注意する。具体的な要件を満たすために必要となるカスタマイズとサービスを特定する。

目次

 戦略的プランニングの仮説事項

 分析

  ソーシャル・アナリティクスの概要

  特徴と機能のカテゴリ
   分析対象の情報ソース
   分析技法
   ルーティングとアラート
   機能評価とユーザー満足度

  ソーシャル・アナリティクス・ベンダー各社のプロファイル
   Adobe
   Attensity
   Clarabridge
   Crimson Hexagon
   GoodData
   IBM
   mBLAST
   NetBase
   Opera Solutions
   Oracle
   salesforce.com (Radian6)
   SAS
   Simply Measured
   Socialbakers
   Synthesio
   Sysomos (Marketwired)
   Visible Technologies

  まとめ

 推奨リサーチ

表目次
 表1. あまり一般的ではない調査対象情報ソースに関する各ソーシャル・アナリティクス
 ・ベンダーの対応能力
 表2. 各ソーシャル・アナリティクス・ベンダーが用いている分析技法
 表3. 各ソーシャル・アナリティクス・ベンダーのルーティングおよびアラート能力


図目次
 図1. ソーシャル・アナリティクスの機能別の導入顧客満足度 (左軸) と現在の利用率 (右軸)


戦略的プランニングの仮説事項
2015年までに、アナリティクス・プロジェクトの30%以上は、構造化データと非構造化データに基づいた知見を提供するようになる。



分析

ソーシャル・アナリティクスの概要
ソーシャル・アナリティクスとは、人々の話題やアイデアの相互関係を収集、測定、分析、解釈するプロセスである。「ソーシャル・アナリティクス」は専門の分析技法を含む包括的な用語であり、ソーシャル・フィルタリング、ソーシャル・ネットワーク分析、ソーシャル・チャネル分析、センチメント分析、ソーシャル・メディア・アナリティクスなど多岐にわたる。本リサーチノートでは、ソーシャル・アナリティクスの中でもソーシャル・フィルタリング、センチメント分析、一般向けソーシャル・メディア・アナリティクスを扱うソリューションを取り上げる。主としてコンサルティング・サービスに基づくソリューションもあるが、本リサーチノートでは少なくとも60%がサービスとしてのソフトウェア (SaaS) などのソフトウェア・ベースのサービスに焦点を当てる。詳細については、「Technology Overview for Social Analytics for Public-Facing Social Media」を参照されたい。

本リサーチノートで考察対象としたベンダーは、ガートナーのアナリストが2013年に最も多く顧客からインクワイアリを受けた30社に限定した。また、市場評価ではなくベンダー調査であるため、本リサーチノートからの除外を希望したベンダー (Metavanaなど) は含めていない。収益の40%以上をコンサルティング・サービスが占めているベンダー (Converseonなど) も除外した。

特徴と機能のカテゴリ

分析対象の情報ソース
本リサーチノートで取り上げたソーシャル・アナリティクス・ベンダーは、一部の例外を除き (後述)、以下のような通常の情報ソースを分析可能である。

  • Twitter @付きツイート (メンション)、#タグ (ハッシュタグ)、キーワード、Twitter固有のハンドル (アカウント)
  • Facebookのページと公開データ
  • YouTube
  • ブログ
  • フォーラム
  • ニュース記事
以下のベンダーは例外である。
  • IBMとOpera SolutionsはFacebookページを分析していない。
  • mBLASTはYouTubeを分析していない。
  • SocialbakersはTwitterの#ハッシュタグ、ブログ、フォーラム、ニュース記事を分析していない。
ほかのあまり一般的ではない調査対象情報ソースについては、各ベンダーの分析能力はまちまちである (表1参照)。その理由は多くの場合、ソーシャル・ネットワークのAPIの制限や、サービス利用規約違反に対する配慮によるものである。


表1. あまり一般的ではない調査対象情報ソースに関する各ソーシャル・アナリティ

出典:ガートナー (2013年9月)

分析技法
ベンダー各社は、さまざまな分析技法を利用して調査した情報ソースから知見を集めている (表2参照)。



表2. 各ソーシャル・アナリティクス・ベンダーが用いている分析技法

NLP = 自然言語処理
出典:ガートナー (2013年9月)

ルーティングとアラート
本リサーチノートで取り上げたすべてのベンダーのソリューションはルーティング能力を備えているが、表3に示すように、ルーティングの組み込み能力とアラート生成能力はそれぞれ異なっている。



表3. 各ソーシャル・アナリティクス・ベンダーのルーティングおよびアラート能力

出典:ガートナー (2013年9月)

機能評価とユーザー満足度
本リサーチの一環として、ガートナーは38社の導入顧客 (対象ベンダーより指定) に対して、ソーシャル・アナリティクス・プラットフォームの利用状況と、そのプラットフォームの主要な対応能力への満足度について調査を実施した。図1は、主要な対応能力を7段階で評価した結果 (1が最低の満足度、7が最高の満足度) と、各対応能力を利用している割合をまとめたものである。これによると、主要な機能領域にわたって満足度がおおむね高いものの、最も利用度が高い機能の満足度は最も低いことがうかがえる。

BIプラットフォームの利用状況と満足度についてガートナーが主催した顧客調査では、利用度の高い機能 (レポート作成とダッシュボード) が満足度についても高評価であったため、それとは対照的な結果となっている。このような結果になった原因の1つには、ガートナーの「Hype Cycle for Content and Social Analytics, 2013」で示したように、ソーシャル・アナリティクスが幻滅期に入り、顧客の過剰な期待が、テクノロジのもたらす実際の結果を上回っていたことが考えられる。



図1. ソーシャル・アナリティクスの機能別の導入顧客満足度 (左軸) と現在の利用率 (右軸)



1 (最低の満足度) から7 (最高の満足度) の満足度評価
出典:ガートナー (2013年9月)

ソーシャル・アナリティクス・ベンダー各社のプロファイル
本リサーチノートは、一般向けソーシャル・メディア用アナリティクス製品を販売しているベンダーを分析対象としている。ここに示す情報は、2013年第2四半期に実施した調査で収集されたものである。この調査では、各社のソーシャル・アナリティクス製品、パートナー、導入顧客について具体的な情報の回答を求めた。ベンダー各社が挙げた導入顧客にも電子メールで問い合わせ、使用している製品についての簡単なアンケートを依頼した。アンケートのデータは、ガートナーのアナリストが行った一次調査により補完され、ガートナーの顧客調査サービスを通じて検証されている。

ガートナーの調査手法に定める規定により、ベンダー各社には確認のために情報のコピーを送付し、公開に先立って許可を得ている。

Adobe
http://www.adobe.com/

Adobeは、30年の歴史を持つ株式公開企業であり、米国カリフォルニア州サンノゼに本拠を置く。ソーシャル・アナリティクスの分野には2011年に進出し、マーケティング・アプリケーションのポートフォリオを拡大している。2012年にはさらにソーシャル・メディア・アプリケーションのテクノロジをEfficient Frontierから買収している (Efficient Frontierはそれ以前にContext Optionalを買収)。

製品/サービス:

  • Adobe Socialは、Facebook、Twitter、Google+、LinkedInに関する100種類以上のエンゲージメント指標について測定とレポートを行う。事後パフォーマンスを追跡し、特定のコンテンツ、時刻、曜日によって会話がどのように進むかを洞察して、主要なインフルエンサーを特定する。

Adobe Socialの製品としての特色は、Adobe Analytics (Omniture) との統合という点にある。この2つを併用することで、クリックスルー、ページ・ビュー、サイト滞在時間、リード、収益、その他の関連コンバージョンといったWebサイトでの活動や動作にソーシャル投稿が及ぼす影響を測定できるからである。また、Adobe Socialのパブリッシング・ツールが備えている予測アルゴリズムによって、事後パフォーマンスを予測し、事後属性に対する変更を推奨してエンゲージメントを改善することも可能である。

重要事項:

  • 地理:Adobe Socialの顧客のほとんどは、全社的な地域、部門、各ブランドにわたって複数のソーシャル・プロファイルを管理する必要がある北米の大企業である。
  • 言語:製品は17言語でリスニング、パブリッシング、モデレーションをサポートし、ユーザー・インタフェース (ダッシュボード) は9言語で表示が可能である。センチメント分析も9言語でサポートされている。
  • レポート機能:ブランド、エンゲージメント、コンバージョンの各指標と、管理活動 (公開された投稿の総数、モデレーション数、投稿のエスカレーション数など) を測定する既定のレポート機能を提供している。レポートの大部分はカスタマイズが可能であり (日付、フィルタなど)、すべてがCSVファイルへのエクスポート機能に対応している。また、アラート能力が一部で用意されている。
  • 統合:同社のテクノロジ・パートナー・プログラムは、API開発またはカスタム開発を促している。現在、ほとんどのCRM統合はカスタムである。
  • 業種:Adobe Socialは、幅広い業種で導入されているが、顧客が集中しているのはメディアおよびエンタテイメント、小売、自動車、運輸、旅行および宿泊の各業界である。
  • 主要パートナー:Deloitte Digital、Razorfish、Sapient Nitro、Accenture、AKQA、Gnip、FacebookのStrategic Preferred Marketing Developer (SPMD)、TwitterのCertified Products Program取得デベロッパー、LinkedIn Certified Developer、Google+のベータ・ローンチ・パートナー
  • 代表的な顧客:Caesars Entertainment、ホンダ、Kelly Blue Book
  • 価格体系:ソーシャル・プロファイル (製品ラインなど、顧客のビジネスの一部に関連するメディア・アカウントの集まり) 単位、およびユーザー単位
Attensity
http://www.attensity.com/

Attensityは、14年の歴史を持つ株式非公開企業で、自然言語処理 (NLP) と非構造化データ・アナリティクスを出発点としてソーシャル・アナリティクスを提供している。米国カリフォルニア州パロアルトに本拠を置き、150人超の従業員数を擁する。

製品/サービス:

  • Attensity Pipelineは、1億5,000万以上のソーシャル・メディアとオンライン・ソースからリアルタイムでコンテンツ・データを収集しており、Twitter Firehoseのすべて、FacebookとGoogle+の公開投稿部分、YouTube、Reddit、ブログ、フォーラム、ビデオ、レビュー・サイトなどが含まれる。
  • Attensity Respondでは、関連性のある会話を聞き取って応答できる。
  • Attensity Analyzeは、ソーシャル・メディア、電子メール、アンケートの回答、テキスト・メッセージ、CRMノートなど複数のチャネルにまたがる顧客の会話から知見を導き出すためのアナリティクス・アプリケーションである。
  • Attensity Voice of the Customer Command Centerは、上記のコンポーネントを利用してマルチチャネルで顧客の会話を集約し処理することで、影響力のあるセンチメントと主要なトピックについて理解しようとする。また、問題発生の早期警戒、顧客の購入意思またはチャーン (商品の乗り換え) 意思に関する警戒、興味や購入動機の特定、競合ブランドにおける広告量シェアのモニタリングなども行う。

Attensityのベンダーとしての特色は、ソーシャル・サポートとケアに注力している点にある。ソーシャルを含めて顧客内部の対話から得た知見を利用し、マーケティングおよび顧客サービス上最適な対応をルーティングして推奨するワークフロー・エンジンを組み合わせている。NLP、マシン・ラーニング、人工知能、セマンティクスに関する10年以上の研究を活用して、テキストから正確な知見を読み取り、引き出す。同社のExhaustive Extractionエンジンは、事前定義されたキーワードやクエリを必要とせずに、非構造化データから人、場所、モノの間の関係性を特定する。

重要事項:

  • 地理:顧客はほとんどが北米またはドイツに拠点を置く企業である。
  • 言語:Pipelineエンジンは、13言語を取得して分析できる。Respond製品は18言語でメッセージを自動検出し、Analyze製品は32言語で使用可能である。
  • レポート機能:一定期間で広い次元にわたって比較分析を実行する能力を持つ。多様でカスタマイズ可能な既定のレポートと、業種別に適応されたダッシュボードが用意されており、レポートはセンチメント、上位の好評価や苦情、ネット・プロモーター・スコア (NPS)、NPSとカスタマー・ロイヤリティの組み合わせ、製品のホットスポットや傾向レポートなどに対応している。また、マーケティングや顧客サービス、顧客の取引評価、チャーンの意思、競合他社と比較した購入意思など、部署に対応したテーマ別レポートの機能もある。
  • 統合:Aster Data、EMC (Greenplum)、SAP (BusinessObjects)、IBM (Cognos)、salesforce.com、Oracle (Siebel CRM) のほか、Jive Softwareなどのコラボレーション・ベンダーを含む一般的なデータ・ウェアハウスおよびBIプラットフォームと統合。
  • 業種:Attensityは、Fortune 1000企業のマーケティング、ソーシャル・サービス、および顧客サービスのバイス・プレジデントを対象に、リテール・バンキング、接客および旅行、保険、テレコム、消費者向け製造、ハイテク製造部門などの業種別ソリューションを提供しているが、顧客の大部分はテレコム、小売、家電製品、旅行業である。
  • 主要パートナー/顧客:Teradata、Amdocs、Gnip、Tibco Software、HootSuite、Twitter
  • 代表的な顧客:eBay、Charles Schwab、Cisco、JetBlue Airways、Yahoo、Verizon、Whirlpool
  • 価格体系:コンテンツのボリューム (例えばツイート数) と、エンドユーザー・シートの数に基づく。1年単位と複数年単位の契約オプションが用意されている。
Clarabridge
http://www.clarabridge.com/

Clarabridgeは、米国バージニア州レストンに本拠を置く株式非公開企業である。2005年の創業以来、一貫してカスタマー・エクスペリエンス管理 (CEM) に重点を置いている。

製品/サービス:

  • Clarabridgeのソーシャル・アナリティクス・ソリューションであるAnalyzeは、Navigatorと呼ばれるインタラクティブなインタフェースを通じて個々の単語、言語要素、センチメント、および構造化データからテキストを分析する。有益なソーシャル・フィードバック・データとスパムを区別できるため、インタラクション、コラボレーション、対応が必要な投稿を識別することができる。
  • Collaborateは、コンテンツ生成型のアラートとレポート分配の機能を持つ環境であり、グループ問題解決に対応する。
  • Engageは顧客からの質問や問題への対応を支援し、初期テンプレートとワークフロー・ルーティングの機能も備えている。

Clarabridgeのベンダーとしての特色は、顧客の声から知見を収集するのみならず、従業員からの知見も集約できる点にある。一部の顧客は、この機能を利用して、従業員が関心事や問題点を表明できる従業員ポータルを運用している。Clarabridgeは、営業分析とキャンペーン分析を必要とし、CEMハブに存在する顧客について360度の視野を必要とする企業から注目されると考えられる。

重要事項:

  • 地理:顧客のほとんどが北米に拠点を置いており、欧州の顧客はごく一部である。
  • 言語:英語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、ロシア語、中国語、スペイン語、日本語、イタリア語、オランダ語に対応している。2013年末までには、アラビア語とトルコ語のサポートも予定されている。部分的なカテゴリ分けとセンチメント能力のサポートは、各Unicode言語で利用可能である。
  • レポート機能:標準レポートでは、従来型のグラフ (円、棒、線、バブル、二軸) に加えて、ヒート・マップ、モーション・グラフ、ワード・クラウド (単語の関係とセンチメントを図示する) も使用できる。顧客がカスタム・レポートを作成して他のアプリケーションにエクスポートすることも可能である。比較レポートでは、ブランド、製品、店舗の立地、事業体、地域など複数の変数をユーザーが比較できる。
  • 統合:Clarabridge製品は、MicroStrategyやIBM (Cognos) など複数のBIツールと統合される。また、salesforce.com (Radian6)、Lithium、Gnip、Brandwatchなどの企業によるソリューションとは、特別な設定を必要とせずに統合が可能である。Clarabridgeは、CRMアプリケーションとの統合も果たしている。
  • 業種:消費者向けパッケージ製品 (CPG)、金融、保険、医療、小売、自動車、宿泊、製造、医薬、飲食店、テクノロジ、テレコム、旅行などの業界に向けて業務を展開している。
  • 主要パートナー:IBM (Netezza)、Teradata、Accenture
  • 代表的な顧客:Walmart、Dell、Best Buy、Wendy's
  • 価格体系:取引ごとに、10万〜250万ドル
Crimson Hexagon
http://www.crimsonhexagon.com/

Crimson Hexagonは創業から6年の企業で、米国マサチューセッツ州ボストンに本拠を置く。当初はコンサルタント企業であったが、後にソフトウェア事業が加わり、現在は主としてサブスクリプション・ベースのソフトウェア企業である。

製品/サービス:

  • Crimson Hexagon ForSightは、主にソーシャル・マーケット・リサーチに利用される製品として3年目を迎える。大企業を対象とし、人間支援型の統計アルゴリズムを用いて定性的な非構造化情報を解析するソフトウェアである。ForSightは、ランダムに一連の投稿を取得し、それをエンドユーザー企業の従業員別にカテゴリ分けする。10〜20の類似サンプルがカテゴリ分けされると、すべての投稿のどのインスタンスがそのカテゴリに該当するかが、アルゴリズムによって決定される。

Crimson Hexagonのアプローチを利用すると、エンドユーザーはソーシャル・メディア・データをキーワードやフレーズのみでなく幅広いトピックによって分析することができる。これは、機会や脅威の集合を特定しようとするときに特に有用である。ただし、管理が難しいという側面もあるため、Crimson Hexagonの支援サービスが必要になる場合もある。

重要事項:

  • 地理:ビジネスの大部分を北米で展開しているが、西欧と日本にも積極的に進出している。
  • 言語:アプリケーションは言語非依存であり、文字ベースの言語も含め、すべての言語で分析を実行できる。
  • レポート機能:ボリューム指標分析、傾向分析、自動センチメント分析、デモグラフィック分析、インフルエンサー・レポートなどがリアルタイム・ダッシュボードで標準として用意されている。顧客がデータを操作し、他のアプリケーションにエクスポートすることも可能である。
  • 統合:アウトバウンドとインバウンドの両方のデータAPIを通じて、外部システムとの間で双方向のデータ統合に対応している。顧客がこのAPIを使用するためには、開発が必要な場合もある。
  • 業種:主にサービス、ハイテク、銀行および金融、CPG、小売、メディアなどで使用されている。
  • 研究パートナー:ハーバード・ビジネス・スクール、マサチューセッツ工科大学スローン・マネジメント・スクール、Global Pulse
  • 代表的な顧客:Edelman Digital、Digital Royalty、Microsoft、Paramount Pictures、Starbucks、Twitter
  • 価格体系:ユーザー数単位、およびモニタ (トピック) 数単位
GoodData
http://www.gooddata.com/

GoodDataは、米国カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置く株式非公開企業である。

製品/サービス:

  • GoodDataは、エンド・ツー・エンドでクラウド・ベースのBIおよびデータ・ウェアハウス・プラットフォームを、ソーシャル・アナリティクスと統合して提供している。

GoodDataの特色は、単なるソーシャル・アナリティクス・プラットフォームにとどまらない点である。組み込みNLP機能のほか、センチメント分析とインフルエンサー分析の機能も使用し、広範囲の多層構造データ・ソースを結合、分析、相関した上で、ソーシャル・データとエンタプライズ・データにまたがる知見を導き出し、あらゆる分析プロセスを強化する。複数のデータ・ソースを組み合わせて (例えば、ソーシャル・データとプロプライエタリなPOSデータ) カスタマイズした複雑な分析ダッシュボードを必要とする顧客に、GoodDataは最適である。GoodDataの顧客のおよそ25%は、そのソーシャル・アナリティクス能力を利用している。

重要事項:

  • 地理:GoodDataの顧客のほとんどは米国に拠点を置いているが、少数ながら欧州やその他の国にも顧客が存在する。
  • 言語:プラットフォームはUTF-8のUnicode文字を完全にサポートしているため、ユーザー生成のコンテンツ、すなわちロードされたデータ (データ取得) や、レポート名、ダッシュボード名、指標名などには、任意の言語を使用できる。ユーザー・インタフェース (ナビゲーション、メニューなど) については、まず13言語へのローカライゼーションを進めており、2014年初めにはこのサポートをリリースする予定である。
  • レポート機能:GoodDataは多様なレポート作成、ダッシュボード、インタラクティブ分析および視覚化プラットフォームの機能を備え、ソーシャル・アナリティクス・レポートの作成に利用できるスケジュールの配信とアラートにも対応している。
  • 統合:GoodDataのデータ・ソース統合は、外部ソーシャル・ネットワーク (Facebook、Twitter、Pinterest、YouTubeなど)、内部ソーシャル・アプリケーション (Yammer、Box)、ソーシャル・メディア・エンゲージメント・ソリューション (HootSuite、Scupなど)、顧客データベース (salesforce.com、Microsoft Dynamicsなど)、データ・アグリゲーター (Gnip、DataSiftなど)、その他のソース (Google Analytics、Adobe Analyticsなど) に及び、キャンペーン管理などのエンタプライズ・ソフトウェア・ベンダーに対するAPIとも連携する。
  • 業種:GoodDataのBIを利用する顧客は多くの業界にわたっており、ソーシャル・アナリティクスを利用する顧客としては広告代理店や小売企業が代表的である。
  • 主要パートナー:Amazon、Rackspace、HP/Vertica、PostgreSQL、Javlin、Zendesk
  • 代表的な顧客:Bazaarvoice、BLiNQ Media、Clear Channel Communications、Get Satisfaction
  • 価格体系:複数のエディションを展開しており、パッケージによってはユーザー数単位で価格を設定している。また、組み込みのドメイン・ソリューションには別の価格体系を用意している。
IBM
http://www.ibm.com/

IBMは、100年の歴史を持つ株式公開企業であり、米国ニューヨーク州アーモンクに本拠を置く。IT部門を対象とし、主な営業科目はエンタプライズ・ソフトウェア、ハードウェア、ITサービスである。

製品/サービス:

  • IBMのSocial Media AnalyticsソリューションはIBM Cognos Consumer Insight製品の進化した形であり、オンプレミス型とSaaSベースの両方で利用できる。分析の更新は20分ごとなので、市場調査には十分なリアルタイム性であるが、危機管理や顧客サービス管理の目的には理想的とは言えない。

IBM Social Media AnalyticsとIBM Cognos Business Intelligence 10.1との統合で、ソーシャル・アナリティクスをより広いエンタプライズBI戦略に組み入れようと検討している企業にとっては、有力な投資先となっている。このソリューションでは、共起する頻度が高い単語のセットに基づいてトピックをアルゴリズム的に特定し、トピックのアクティビティを相互に比較できる。IBM Social Media Analyticsではアフィニティ分析も実行でき、ソーシャル・ネットワーク内で関係の強度を識別して伝達することも可能である。

重要事項:

  • 地理:IBM Social Media Analyticsの顧客のほとんどは北米に拠点を置く企業であるが、IBMの顧客ベースは欧州とアジアを含め全世界に広がっている。
  • 言語:ソーシャル・テキストは、どの言語でも分析が可能である。センチメント分析は、英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、中国語 (繁体字、簡体字) を含む主要言語に対応している。
  • レポート機能:IBM Social Media Analyticsのレポート・ダッシュボードは、広告量シェア、セグメンテーション、検出の3セクションに分割されている。そのすべてで逐語テキストの詳細な表示、データの操作、サードパーティ製アプリケーションへのデータのエクスポートが可能である。
  • 統合:IBM Social Media Analyticsは、顧客の外部データや、より広いアナリティクス・ダッシュボードとシームレスに統合されている。予測的で詳細なテキスト・アナリティクスはIBM SPSSで容易に実行でき、カスタム・ダッシュボードとレポートに対してはIBM Cognos Business Intelligence 10.1がアプリケーションのフロントエンドとして機能する。
  • 業種:IBM Social Media Analyticsは、テレコム、銀行、出版、政府機関、消費者製品、小売、医薬、メディアおよびエンタテイメントなどIBMのベースとなる市場で強みを発揮する。
  • 主要パートナー:IBMは、業界別またはビジネス固有のソリューションによってインポートされたカスタム・データを介してIBM Social Media Analyticsをサポートする多くのパートナーとの間に、大規模なパートナー・プログラムを展開している。
  • 代表的な顧客:カナダのブリティッシュ・コロンビア州酒類販売局、BBVA
  • 価格体系:IBM Social Media Analyticsは、アプリケーションで処理された「文書」単位で価格を設定している。例えばツイート、ブログ投稿、ニュース記事の1件が1つの文書に相当する。指定ユーザー単位、またはプロジェクト/トピック単位の価格体系は採用されていない。
mBLAST
http://www.mblast.com/

mBLASTは、アワード管理を中心としたメディアおよびマーケティング・ソリューション企業として2004年に創設された。2009年に組織変更を行い、ソーシャル・アナリティクスに特化した。本拠は米国マサチューセッツ州ケンブリッジである。

製品/サービス:

  • mPACT Connectは、同社のOEM製品であり、APIを通じてmPACTの結果セットをアプリケーション・パートナーおよびサービス・パートナーに提供する。
  • mPACTはmBLASTのエンタプライズ向け製品であり、マーケティング・バイヤーを対象に直接販売されている。
  • mPACTのエンタプライズ製品は最近リリースされたばかりであり、現在の顧客12社はすべてOEMである。

mBLASTの特色は、ソーシャル・データと非ソーシャル・データ (大手メディア、プライベート・データ・フィード、Spinn3rなど) を分析できる機能と、インフルエンサーのスコアすなわち影響度を計算、調整する手法 (特許取得済み) にある。センチメント、トピックの頻度、コンテキストの関連性、影響力、リーチとレゾナンスを測定して重み付けするアルゴリズムを用い、統合的なソーシャル・プロファイルが作成される。この統合プロファイルにはAPIを介して完全にアクセスできるため、顧客はエンタプライズ・データに基づいて内部プロファイルを外部アクティビティと照合できる。mBLASTの顧客はおおむね大規模な企業であり、ソーシャルとWebの知見をより広い分析プロセスに統合し、製品開発、ブランド管理、カスタマー・エクスペリエンスに生かそうとする企業である。

重要事項:

  • 地理:顧客のほとんどは、北米に拠点を置く企業である。
  • 言語:サポートは英語に限定されている。
  • レポート機能:mPACTのダッシュボードに表示される標準レポートには、「現在のトレンド」、記事とブログ、ソーシャル・メディア、作成者マップ、地域の区分、広告量シェア、センチメント分析、ワード・クラウド、およびデモグラフィックがサマリの「ウィジェット」フォームで示され、各ウィジェットはユーザーが移動、削除、拡張してカスタマイズすることが可能である。ウィジェットはそれぞれクリッカブルで、該当する詳細レポートにリンクしている。mPACTのレポートはすべて、特定のデータ・ポイントまでドリルダウンでき、トピックや企業、人、ソーシャル・メディア・タイプ、期間、センチメント、その他のキーワードなど各種要因によるフィルタリングも可能である。テキストと電子メールによるアラート、通知、およびルーティングの機能も利用できるほか、mBLASTには、トピックの関連性と影響度をリーチと対比して、上位のインフルエンサーを識別する独自の視覚化機能も用意されている。
  • 統合:mPACTはTableauおよびSoCoCareコールセンター・ソリューションと統合される。mPACTアナリティクスの結果セット全体をAPI経由で利用し、OEMまたはカスタム/プロジェクト単位の補完ソリューションに統合することができる。
  • 業種:mBLASTの顧客は、まだ特定の業界に集中していない。
  • 主要テクノロジ・パートナー:Lexalytics
  • 代表的な顧客:PwC
  • 価格体系:月額に事前のコンサルティング料金が加えられる。mPACT製品の価格は、月当たりのユーザー数単位で厳密に設定されている。mPACT Connect製品は、ユーザーのビジネスモデルに応じて層単位またはシート単位の価格設定にも対応する。
NetBase
http://www.netbase.com/

米国カリフォルニア州マウンテン・ビューに本拠を置くNetBaseは、CPG企業が科学研究のために使用する科学データベースおよびNLPの企業として2004年に創設された。2010年に、そのテクノロジと専門知識を利用してソーシャル・アナリティクスの市場に参入した。

製品/サービス:

  • NetBase Social Media Management System (SMMS) は、ソーシャル・メディアのモニタリング、分析、エンゲージメント、パブリッシングを目的とするソーシャル・アナリティクス・プラットフォームである。

NetBaseの大きな差別化要因は、同社のNLP資産に由来する。NetBaseは、NLPパーサとルール・ベースのNLPをテキスト分析およびマシン・ラーニングと組み合わせている。デジタル・マーケターやソーシャル・メディア・リーダーが、同社のソーシャル・インテリジェンス・ウェアハウスであるConsumerBaseに格納されているグローバルな会話から、センチメント、熱狂度、意見、感情、行動に対して正確で有益な知見を導き出す上でそれが貢献している。NetBaseは、最小限のカスタマイズで多くの配備および実装サービスに迅速に対応でき、顧客のコマンド・センターを30日以内に始動できる。

重要事項:

  • 地理:顧客は、ほとんど (85%) が米国に拠点を置く企業である。
  • 言語:顧客のほとんどが米国企業でありながら、40言語をサポートしており、そのうち8言語は詳細なNLPもサポートしている。
  • レポート機能:用例ベースの12のテンプレート・ダッシュボードおよびウィジェット・ベースのダッシュボードの構築モデルにより、高度にインタラクティブなビジュアル・ダッシュボードを短時間で作成できるため、カスタマイズのための大規模なサービスの必要性が少なくなっている。
  • 統合:APIを通じて、ソーシャル・セールスやキャンペーン管理、危機管理、製品管理、カスタマー・ケアなど、他のエンタプライズ・システムおよび分析プロセスとの統合が可能である。
  • 業種:顧客はほとんどの業種にわたっているが、特に広告代理店、メディアおよびエンタテイメント、CPG、食品/飲料、テクノロジ業界に集中している。
  • 主要パートナー:SAPとJ.D. PowerがNetBase製品を再販
  • 代表的な顧客:Kraft Foods、Tupperware、アメリカがん協会
  • 価格体系:代理店とブランドに対して異なるエントリ価格を設定している。価格は、シート数単位、データのボリューム単位、「Firehose」(監訳者注:Twitterが提供する全公開ツイートをリアルタイムに取得可能なStreaming API。日本ではNTTデータが取得している) データのボリューム単位で用意されているほか、ビジネス・ユーザー・シート数単位やパッケージ単位でのライセンスも用意されている。
Opera Solutions
http://www.operasolutions.com/

Opera Solutionsは、米国ニュージャージー州ジャージー・シティに本拠を置く株式非公開企業である。同社のルーツは経営コンサルティングにある。McKinsey出身のパートナーが戦略的意思決定とマシン・ラーニングの市場の可能性に気付いた2004年に、現在の形で創業された。

製品/サービス:

Opera Solutionsのソーシャル・アナリティクス・ソリューションは以下の2製品である。
  • 消費者動向において予測的なパターンを検出するSignal Hub
  • 脅威を見極めて優先度を付けるSignalSensor

Opera Solutionsのベンダーとしての特色は、顧客の調査上の関心に応じて機能をカスタマイズできる能力にある。独自開発アルゴリズムを用いて文書の脅威レベルをランク付けし、メタデータまたは文書そのものを精査してその脅威がどの地点から発生したのかを特定する。脅威評価を実施し、ブランド影響力を判定して競争的価格分析を実行しようと考える企業にとっては、注目に値すると考えられる。

重要事項:

  • 地理:ほとんどのビジネスは北米と欧州に集中しているが、中南米にも進出しつつある。
  • 言語:独自開発のオントロジ技術によって400以上の言語をサポートし、100以上の言語に対応している。
  • レポート機能:標準レポートとして、Webベースのダッシュボード、電子メール・アラート、位置情報付きツイートのモニタリングなどの機能がある。データを他のアプリケーションにエクスポートすることは可能であるが、カスタム・レポートを作成することはできない。
  • 統合:BIおよびアナリティクス・アプリケーションについても、CRMなど他のアプリケーションについても、統合機能は用意されていない。
  • 業種:当初SignalSensorを利用していたのは政府各機関と企業のセキュリティ部門であったが、製品はその後、ブランド保護を求める民間企業からの注目が高まっている。
  • 主要パートナー:DataSift、salesforce.com (Radian6)
  • 代表的な顧客:業務の性質上、顧客の身元は秘匿されているが、金融機関、消費財企業、警備保障会社、運輸企業、政府機関が含まれている。
  • 価格体系:エンタプライズ・ライセンスは政府系顧客向けであり、シート単位の課金である。SASベースのソリューションを希望する商用顧客に対しては、サブスクリプション料金の課金となっている。
Oracle
http://www.oracle.com/

Oracleは、米国カリフォルニア州レッドウッド・ショアーズに本拠を置く株式公開企業である。ソーシャル・リレーションシップ管理市場への参入は2012年であり、ソーシャル・マーケティングおよびパブリッシングのプラットフォームであったVitrue、ソーシャル・インテリジェンス企業のCollective Intellect、ポイント・ツー・ポイント・エンゲージメントに対応していたInvolverの3社を買収した結果である。

製品/サービス:

  • Oracle Social Relationship Management (SRM) は、上記の3社の買収によって開発されたアプリケーションであり、ソーシャル・リスニングからソーシャル・エンゲージメント、ソーシャル・パブリッシング、コンテンツおよびアプリの作成、ソーシャル・アナリティクスまでが1つのインタフェースを通じて可能である。顧客がOracle SRMを使用して行うソーシャル分析は、アーンド・メディア、オウンド・メディア、ペイド・メディアの3つのソーシャル・メディア全体にわたって統一されている。これには、ファンの拡大、エンゲージメント、リーチ、購入に関する消費者意識、苦情、乗り換え、ロイヤリティといった要素の測定が含まれる。

Oracle SRMの特色は、キーワード検索と潜在的意味解析とを組み合わせて、大量なテキストに潜在するコンテキスト上の意味を明らかにしようとする点にある。そのために、一連の文書内で単語の使用状況 (具体的には、単語の共起) を調査し、潜在的意味解析によって類似の会話をクラスタにグループ化している。検索結果は、トピックとして保存し、後から再利用が可能である。

Oracle SRMの顧客として理想的なのは、事業目標に即した明確なソーシャル戦略の下で、リスニング、エンゲージメント、パブリッシング、コンテンツおよびアプリケーション・プラットフォームの統合を必要とする顧客である。今後さらに統合が進めば、Oracle SRMはOracle CRMおよびBIを利用している顧客にとって特に有力な選択肢となる可能性が高い

重要事項:

  • 地理:顧客はほとんどが米国に拠点を置く企業であるが、欧州・中東・アフリカ (EMEA)、中南米、アジア太平洋地域でも顧客は増えている。
  • 言語:Oracle SRMのユーザー・インタフェースは30言語に対応し、さらに1言語のサポートの追加が予定されている。モニタリングは、英語、簡体字中国語、ポルトガル語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、日本語、韓国語の9言語でサポートされ、2014年初めまでに17言語のサポートが追加される予定である。
  • レポート機能:Oracle SRMには、リアルタイム・レポートとインタラクティブ・ダッシュボードに加え、詳細データへのドリルダウン機能と、電子メール・アラート機能がある。日々の活動、広告量シェア、センチメント、ソース分布などの指標は視覚的にも表示される。競合分析、コンテンツ最適化、キャンペーンおよびキャンペーン後分析、ブランド分析、危機レポートについてはレポート機能が用意されている。レポートとダッシュボードには、設定不要で使用できる19種類のフィルタが付属しており、インジケータと呼ばれている。このインジケータを使用すると、コンテキスト上の意味によって会話を分類し、さらに詳細な分析またはエンゲージメントに必要なシグナルを特定することができる。またインジケータは、企業の重要業績指標やマーケティング戦略に応じて、あるいは特定の業種やユーザーによって使用されている用語を反映してカスタマイズすることも可能である。ユーザーは、サービス契約を通じて、カスタム指標を利用するレポートもリクエストできる。
  • 統合:Oracle SRMは、初期レベルでOracleのさまざまなアプリケーションとの統合が可能であり、Oracle RightNow Cloud Service、Oracle CRM On Demand、Oracle Sales Cloud、Oracle Siebel CRM、Oracle Eloqua Marketing Cloud Service、Oracle ATGなどに対応している。Oracle EndecaおよびOracle Business Intelligence Enterprise Editionとの統合も予定されている。その他のエンタプライズ・アプリケーションとの統合については、APIおよびWebサービスを介して実現される。
  • 業種:顧客はあらゆる業種にわたっているが、特に集中しているのは消費財、メディア、飲食店、テクノロジ、金融サービス、旅行および運輸、飲料、小売の各部門である。
  • 代表的な顧客:General Mills、Frito-Lay
  • 価格体系:ユーザー・ベースの月額サブスクリプション・モデルには、スタンダード、エンタプライズ、プレミアムの3種類があり、これはデータ・サイズ (トピック数およびメッセージ量) によって決定される。プレミアム契約には、追加のモジュールが含まれている。
salesforce.com (Radian6)
http://www.salesforce.com/

salesforce.comは、14年の歴史を持つ株式公開企業であり、米国カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置く。クラウド・ベースのエンタプライズCRMソフトウェアを主に扱うIT企業である。

製品/サービス:

  • salesforce.comが2011年に買収したRadian6は、同社のMarketing Cloudソリューションの中核となるコンポーネントであり、Marketing Cloudにおいてソーシャル・メディアのモニタリングおよびアナリティクス機能を担っている。

Radian6はSaaSモデルとして販売され、ソーシャル・メディア分析の手始めとして導入した「フリーミアム」ソーシャル・ソリューションからのアップグレードを考える企業に最適である。複数のステークホルダーが複数のソーシャル・チャネルでエンゲージメントを管理しなければならない中〜大規模の企業にとっても注目に値する。Radian6は、salesforce.comブランドの主力となるソリューションであり、ガートナーのエンドユーザー顧客による最終候補にも必ず名前が挙がる製品である。

Radian6 Analysis Dashboardは独立した一連のウィジェットで構成され、逐語テキストまたは「River of News (ニュース・フィード)」にまでドリルダウンできる。Radian6自体はソーシャル・メディア分析のベースとなるソリューションであり、パートナー・プログラムであるInsightsを併用すると、感情、購入意思、コミュニティでの影響力といった要因の複雑なソーシャル・アナリティクスを深く追究することが可能になる。

重要事項:

  • 地理:顧客は、ほとんどが北米に拠点を置く企業であるが、欧州とアジアにも顧客を擁している。
  • 言語:23以上の言語で分析が可能である。
  • レポート機能:Radian6データ出力を利用する方法としては、Radian6 Summary Dashboardを使用するのが最も簡単である。これには、ボリューム、センチメント、デモグラフィック、チャネル内訳と、それらの経時変化を示す見やすいインタフェースが含まれる。
  • 統合:Google Analytics、Webtrends、Adobe SiteCatalystと統合され、Webトラフィック・データをソーシャル・メディア投稿に相関付けることが可能である。
  • 業種:プロフェッショナル・サービス、ハイテク、メディア、テレコム、小売、消費財、運輸の各部門に特に強い。
  • 主要パートナー:Clarabridge、Klout、Solariat、Soshio、Kanjoya、Kred、Lymbix、OpenAmplify、EpiAnalytics、PeekAnalytics、TrendSpottr、Twitter、Facebook、LinkedIn、Google+、YouTube
  • 代表的な顧客:American Red Cross、Clemson University、Gatorade、Cisco、United Airlines
  • 価格体系:メンション数単位の段階的体系を採用している。履歴データとWebアナリティクスの統合は課金対象となっていない。メンション、知見、アクションを追加購入することで追加料金が発生する。
SAS
http://www.sas.com/

SASは、米国ノースカロライナ州ケアリーに本拠を置く株式非公開企業である。同社の前身はノースカロライナ州立大学で始まった農業研究所であり、1976年にSASとして創業して以来、ビジネス・アナリティクス市場で名を馳せるようになった。

製品/サービス:

  • SASのSocial Media Analyticsフレームワークは、iPadアプリのMedia Portal、ダッシュボードのMedia Portal、エンゲージメント機能のConversation Center、およびVisual Analyticsの4つのコンポーネントで構成される。Twitter、Facebook、YouTube、Flickrのほか、ブログ、フォーラム、レビュー、ニュースからのデータも分析できる。

SASのベンダーとしての特色は、データ品質を重視している点にある。データの分析が必要である以上、それは高品質でなければならないという出発点に立っているからである。SASのアナリティクス・アプリケーションは、リスクや詐欺行為の検出から、製品品質、顧客サービス、マルチチャネル・マーケティングまで全社的に利用できる。Mood Stateアルゴリズムが、楽しい、悲しい、疲れた、元気といった感情や状態を検出する。SASは、複数の部署にわたり、同社のBIプラットフォームやビジネス・アナリティクス・プラットフォームと統合が可能なアナリティクスに対する、一貫性のある調整されたアプローチを好む企業にとって注目に値する。

重要事項:

  • 地理:SASは世界規模で業務を展開しており、2012年の全世界での総収益は28億6,000万ドルであった。同年のSASのアナリティクス・ビジネスは、半数以上が北米、3分の1が中欧および東欧、それ以外が他の世界各国という分布であった。
  • 言語:30言語
  • レポート機能:インストールするだけで、顧客が必要なレポートが設定される。例えば、ソーシャル・スコアカード、エンゲージメントの視覚化、品質上の問題を診断するための製品展開全体におけるリレーションシップなどである。顧客がカスタム・レポートを作成して他のアプリケーションにエクスポートすることも可能である。
  • 統合:SASは、自社のBIおよびビジネス・アナリティクス・プラットフォームに加えて、サードパーティのBIおよびアナリティクス・ツールとも統合される。OracleやSiebelといった主要なCRMシステムに対しては、データ・レベルのインタフェースとして機能するアダプタも用意されている。
  • 業種:SASの営業は多くの業種に及んでいる。
  • 主要パートナー:SASは、コンサルタント企業やテクノロジ・プロバイダーなどとの間に良好な提携パートナー・プログラムを維持している。パートナーの詳細なリストについては、 www.sas.com/partners/directory/index.html を参照されたい。
  • 代表的な顧客:UnitedHealthcare、Swisscom、ドイツのハイデルベルク市
  • 価格体系:SASは、事前のセットアップ費用、データ量、登録ユーザー数の3点を基準に価格を設定している。
Simply Measured
http://www.simplymeasured.com/

Simply Measuredは、米国ワシントン州シアトルに本拠を置く株式非公開企業である。2010年に、最初の製品となるRowFeederをリリースした。

製品/サービス:

  • Simply Measuredが販売しているSaaSプラットフォームを、顧客は以下の用途に使用している。
    • 複数のチャネルとブランドにわたり、オウンド・ソーシャル・メディア・コミュニティに関して測定し、レポートする。
    • ソーシャル・ネットワーク、ブログ、フォーラム、ビデオ・サイトなどでキーワード、フレーズ、ハッシュタグ、リンクを追跡し、影響度およびセンチメント分析を利用してそれらのメンションを理解する。
    • オウンド・メディアとアーンド・メディアの両方について競合他社を分析し、ベンチマークを測定する。

ベンダーとしての特色は、Webサイトで多数のレポートを無償公開している点である。また、本リサーチノートで取り上げた中では、製品の試用版を公開している数少ないベンダーの1社でもある。Simply Measuredは、複数のチャネルでソーシャル・メディア・コミュニティを持ち、ファンやフォロワー数の多い (100万以上) 企業にとって注目に値する。

重要事項:

  • 地理:ビジネスの半分以上は北米で展開されているが、西欧、中南米、その他の各国にも顧客が存在する。
  • 言語:Twitter上のキーワード・モニタリングには24言語で対応。
  • レポート機能:サービスには35種類の標準レポートが含まれ、競合分析とベンチマーク測定、Webトラフィックとコンバージョン、顧客サービス効果といったトピックが網羅されている。顧客がカスタム・レポートを作成して他のアプリケーションにエクスポートすることも可能である。
  • 統合:レポートはすべて、Microsoft Excelにエクスポートできる。CRMシステムなど、他のエンタプライズ・システムとの統合は進んでいない。
  • 業種:対応業種は、代理店、自動車およびメディアである。Edelman、Fox Sports、Kiaなどが主な顧客に名を連ねている。
  • 主要パートナー:Facebook、Twitter、Klout、OpenAmplify、ExactTarget
  • 代表的な顧客:American Express、Microsoft、Samsung、Pepsi
  • 価格体系:価格体系のデータ・シート ( http://simplymeasured.com/pricing/ ) が、Simply MeasuredのWebサイトで公開されている。
Socialbakers
http://www.socialbakers.com/

Socialbakersは、創業4年のSaaSベースの株式非公開企業であり、チェコのプラハに本拠を置く。基本的には、そのアナリティクス機能で知られるソーシャル・メディア・ベンチマークの企業であるが、ソーシャル・メディア・エンゲージメントとプロフェッショナル・サービス部門のためのアプリケーションも有し、戦略的なアドバイスやアナリティクスの解釈も行っている。

製品/サービス:

Socialbakersは、ソーシャル・アナリティクスに注力する主要製品としてAnalytics ProとAd Analyticsの2つを展開している。
  • Analytics Proは、競合ベンチマークの機能で知られ、「いいね!」、コメント、共有、応答時間、応答速度、「エンゲージメント・レート」といったインタラクションを測定できる。これは個々のファンごとの測定ではなく、平均的なインタラクション評価である。Analytics Proには市場ベンチマーク・ツールもあり、地域別の絞り込みや、デモグラフィック・グループごとの上位コンテンツの特定などが可能である。
  • Ad Analyticsは、広告アナリティクスと最適化のためのツールである。

Socialbakersのソリューションが最も適しているのは、他のソーシャル・アナリティクス・ツールと併せて競合ベンチマークと市場ベンチマークも検討している企業である。グラフィカルなデータ表示は非常に見やすく、市場調査やアナリティクスのバックグラウンドを持たない営業専門職にとっても理解が容易になっている。

重要事項:

  • 地理:Socialbakersの顧客ベースは、大半が欧州で、中南米、北米がほぼ同率で続いている。Socialbakersのビジネスの15%はアジアで展開されている。
  • 言語:Socialbakersのダッシュボードは英語、フランス語、ロシア語にしか対応していないが、モニタリングは韓国語とアラビア語も含めた世界の主要言語に対応している。
  • レポート機能:Socialbakersは、標準でエグゼクティブ・レポートの機能を備えている。エグゼクティブ・レポートには、企業のソーシャル・メディア活動に関する高レベルな概要が表示され、同じ業種の他企業との比較が示される。すべてのデータは、PDFまたはCSVファイルにエクスポートが可能である。
  • 統合:Google Analytics、NPSインデックス、およびFacebookの広告キャンペーンと統合される。顧客ごとのニーズに応じてカスタマイズしたソリューションも作成できる。
  • 業種:Socialbakersの主な取引先は小売、航空、金融サービス、クリエイティブ・サービスの各業界における企業間 (B2C) 企業である。
  • 主要パートナー:FacebookのPreferred Marketing Developer、Google+ Pages APIパートナー
  • 代表的な顧客:Nestle、Danone、Nokia、LVMH、Henkel、L'Oreal、Pernod Ricard
  • 価格体系:Socialbakersの課金は、分析対象の情報ボリューム単位である。
Synthesio
http://www.synthesio.com/

Synthesioは2007年にフランスのパリで創設された株式非公開企業である。ソーシャル・メディア分析がビジネスの中心であり、そのソリューションはSaaSベースである。

製品/サービス:

  • Synthesioのグローバル・モニタリング・ダッシュボードが最も適しているのは、Orkut、RenRen、VK、Sina Weiboなどの国際的なソーシャル・ネットワークにアクセスし、グローバルなスケールでソーシャル・メディアのモニタリングと分析を検討している企業である。ダッシュボードにはGoogle Translateが組み込まれているため、ソーシャル・メディアの管理者や顧客サービスの担当者は外国語の投稿でも即時翻訳できる。

Synthesioが提供している独自の評価スコア機能をレポート・テンプレートに組み込むと、視覚的なデータを簡単にPDFファイルにエクスポートできるため、従業員の時間が節約され、ひいてはクリエイティブ支出の削減にもつながる。Synthesioにはリアルタイムのしきい値アラート機能もあるため、顧客は潜在的な危機と機会を特定しやすくなっている。Synthesioのダッシュボードでは逐語テキストへのドリルダウンが可能であり、そのしきい値の達成に貢献している投稿を簡単に見極めることができる。

重要事項:

  • 地理:Synthesioの顧客の大半は欧州に拠点を置く企業で、米国がそれに次いでいる。また顧客の15%は中南米に拠点を置き、その他がアジアとなっている。
  • 言語:Synthesioは、50言語でNLP機能を備え、センチメント分析は14言語に対応している。
  • レポート機能:Synthesioには20以上のウィジェットがあり、知見の検出、インフルエンサーのランク付け、チャネル、地理などのレポートに組み込むことができる。顧客は、データ操作、カスタム・レポート作成のほか、サードパーティ製アプリケーションに分析をエクスポートすることも可能である。
  • 統合:Synthesioは、Lithium、IBM (Connections)、salesforce.com、Siebel、Webhelp、顧客の社内製CRMシステム、一部のビジネス・プロセス管理プロバイダーと統合される。
  • 業種:Synthesioが強い業種は自動車、消費財、旅行およびレジャー、金融である。
  • 主要パートナー:2013年第4四半期に発表の予定
  • 代表的な顧客:日産、P&G、Johnson & Johnson、Microsoft
  • 価格体系:アプリケーションの価格は、データ量 (逐語)、ダッシュボード数 (トピックおよびサブトピック)、およびダッシュボード当たりのデータ量に基づく段階式体系である。追加のデータとダッシュボードも購入できる。
Sysomos (Marketwired)
http://www.sysomos.com/

Sysomosは、ソーシャル・メディア・アナリティクス・プラットフォームを提供する企業で、2010年にMarketwireによって買収された。Marketwireは2013年に社名をMarketwiredに変更し、同社のMedia Analysis Platform (MAP) 製品とHeartbeat製品にSysomosの機能を利用している。

製品/サービス:

  • MAPは、リアルタイムおよび履歴上でソーシャル・メディア上の会話を調査、分析し、そのレポートを作成する。センチメントを自動的に判定し、デモグラフィック別または業種別に主要なインフルエンサーを特定する。
  • Heartbeatは、ソーシャル・メディア上の会話をリアルタイムでモニタリングして測定し、エンゲージメントを可能にする。
  • MAPとHeartbeatは、個別に使用することも併用することもできる。
  • Sysomosからは、カスタム・アプリケーションも提供されている。

Sysomosの製品としての特色は、同社のアナリティクス・エンジンが2年以内の履歴上からアドホック検索を実行できる点である。MAPとHeartbeatは、SysomosのAPIを使用してCRMアプリケーションとの連携を図りたい最高マーケティング責任者やデジタル・マーケターにとって注目に値する。

重要事項:

  • 地理:顧客は、ほとんどが北米に拠点を置く企業である。西欧でも強力な地盤を築いているほか、その他の国でも事業を展開している。
  • 言語:186言語と、64言語からの翻訳に対応する。
  • レポート機能:標準レポートに、ダッシュボードとエグゼクティブ・サマリ、広告量シェア、ソーシャル統合の分析が含まれている。顧客がカスタム・レポートを作成して他のアプリケーションにエクスポートすることも可能である。
  • 統合:RESTベースのAPIのプラグインに対応している任意のシステムを使用でき、XML出力も受け付ける。
  • 業種:ソーシャル・メディアを使用して会話する代理店と業界
  • 主要パートナー:Twitter、Gnip、BoardReader、Moreover
  • 代表的な顧客:Nars Cosmetics、グレーター・トロント空港公団、Mattel
  • 価格体系:MAPは、同時シングル・ライセンス当たりの月額ベースで価格が設定される。Heartbeatは、APIの利用とは無関係に使用でき、月額で課金される。セットアップには追加の料金があり、対象となる履歴コンテンツの量によって異なる。Sysomosは、中堅・中小企業にとっても費用対効果の高いソリューションである。
Visible Technologies
http://www.visibletechnologies.com/

Visible Technologies (Visible) は、創業8年の株式非公開企業で、米国ワシントン州ベルビューに本拠を置く。主なビジネスはソーシャル・メディア・エンゲージメントとそのアナリティクスである。

製品/サービス:

  • Visibleのソーシャル・アナリティクス製品であるVisible Intelligenceは、同社の研究開発と、グローバル・ソーシャル・アナリティクス・ベンダーであったCymfonyの買収 (2012年) によって生まれた。Visible Intelligenceは、SaaSベースのモデルを介して提供される。

グローバル・ソーシャル・アナリティクスおよびエンゲージメントを必要とする企業は、Visibleの総合的な製品に期待をかけるべきである。グローバルな需要に応じるためにソーシャル・アナリティクスの製品だけを検討している企業も、Visibleに期待できる可能性がある。ダッシュボードにGoogle Translateが組み込まれており、即時翻訳が可能であるからである。Visible Intelligenceには、母国語処理の機能があり、コンテンツを英語に翻訳することは必須ではない。Visibleは短時間で影響サマリを提供できるため、ユーザーはボリューム、センチメント、プラスまたはマイナスの傾向、盛んなソーシャル・サイト、上位作成者についてレポートが可能である。またVisibleでは、V.IQと呼ばれる高度なレポート・ダッシュボードでデータを利用できるため、複雑な検索を設定する必要がなくなっている。

重要事項:

  • 地理:Visiblの顧客は、大半が米国に拠点を置く企業であるが、その多くはVisibleの使用を国際的なマーケティング部門や顧客サービス部門にまで拡大している。欧州、南米、アジアにも顧客を擁している。
  • 言語:Visible Intelligenceは、全世界の主要言語での投稿を認識し、センチメント分析については11言語に対応している。
  • レポート機能:ダッシュボードは顧客による設定が可能であり、レポートとしてエクスポートして保存すれば、社内で共有できる。
  • 統合:Visible Intelligenceは、設定不要でSiebelおよびExactTargetと統合されるほか、APIを使用すれば、その他の統合にも対応する。
  • 業種:Visible Intelligenceが強力な顧客ベースを持つのは、サービス、小売、ハイテク、金融サービス、医薬業界であり、自動車部門でも顧客を拡大している。
  • 主要パートナー:Visibleは、市場調査および追跡ソリューションに関するWPP提携プロバイダーである。OracleとはCRMパートナーシップを、Jive Softwareとはピア・ツー・ピアのコミュニティ・パートナーシップをそれぞれ結んでいる。
  • 代表的な顧客:FedEx、Ford、GSK、Microsoft、Walgreens
  • 価格体系:Visible Intelligenceの価格は、ワークスペース数 (またはトピックおよびサブトピックのフォローに使用した一意のダッシュボード数) 単位、ユーザーおよび言語単位、プレミアム・コンテンツやAPIの使用によって設定される。

まとめ
ビッグ・データ内に固定された知見を取り込もうとする企業が増加する中で、一般向けソーシャル・メディアの分析に使用できるツールは、その存在感をますます強めている。本リサーチノートで取り上げた各ベンダーと、そこで採用されているアナリティクス・アプローチの多様さからも、これが今後も発展基調にある市場であることは明らかである。

推奨リサーチ
「Technology Overview for Social Analytics for Public-Facing Social Media」
「Cool Vendors in Analytics, 2013」
「Hype Cycle for Content and Social Analytics, 2013」

根拠
本リサーチノートの根拠の収集方法については、「ソーシャル・アナリティクス・ベンダー各社のプロファイル」の項を参照されたい。



(監訳:志賀 嘉津士)
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